レビューメディア「ジグソー」

おもちゃに最適

"Core i5 2500K"intelが2011年に発売した2世代Coreiシリーズのi5です。i7 2600Kと並んでアンロック仕様で高い人気がありました。

 

 

発売から10年が経過し、マルチコア化が進む現代では4コアは心もとなく感じます。

LGA1155マザーを安く入手できたので「SandyBridgeの現役時代を再現したPCを作ろう」と考え、おもちゃとして購入してみました。

2600K/2700Kは年式の割にまだ結構な金額するので…

更新: 2021/10/20
スペック

懐かしきHTなしの4コアモデル

特に需要はないと思いますが2500Kのスペックです。

 

ソケット:LGA1155

コア/スレッド:4c/4t

定格クロック :3.5GHz

ターボブースト:3.7GHz

GPU:intel HD グラフィックス3000

TDP:95W

 

さすがに発売から10年が経過しているだけコア数の少なさやTDPの高さにやや古さを感じますね。

 

 

 

ただ、クロックの高さに関して世代差のあるRyzen3 2200Gと近い数値だったりするので案外侮れない性能を見せてくれるかも?

更新: 2021/10/20
やってみた

K付きモデルの醍醐味、お手軽OC

 

需要なんてどこにもありませんがまずは小手調べとしてサクッとCinebench R15を。

結果はシングルが129Cb,マルチが498Cbとなりました。

このスコアは我が家で測定してきたスコアの中だとiシングルスレッドでは5 8250Uにやや劣りマルチスレッドではFX8320Eと互角の数値です。

ちなみにRyzen3 2200Gにはシングルスレッド/マルチスレッド共に惨敗…(Ryzen3 1200にはしっかり勝ってるよ!)

10年も前のミドルクラスCPUと考えたら大健闘だと思いますね。さすが名器SandyBridge


 

 

続いて4.7GHzまでOCを…以前i3 530で4.7GHzまで上げた時は電圧モリモリでなんとか起動するくらいだったのに容易く動作してしまう2500K、やはり侮れない。

温度も小型のHyper TX3 Evoでも80℃弱で収まっているので発熱にもまだ余裕がありますね。

 

 

さて、4.7GHzまでOCした2500Kはどこまで戦えるのか。

先ほどど同じくCinebench R15を回してみました。

閣下はシングルが163Cb,マルチが623Cbと大幅アップを実現。

詳細は下のグラフを見ていただけるとわかるのですが、なんとマルチスレッドでi7 2600Kやi5 8250U(8スレッド)に勝ってしまうばかりか後継のi7 3770の背中が見えてくる結果になりました。

 

極めつけは163cbというシングルスレッドのスコア…これはRyzen7 2700と1700Xをやや超える数値です。

こいつ……おもちゃのつもりだったのに我が家のデスクトップではシングルスレッド最速になってしまった(2700をOCすればいいのは言っちゃダメ)

以前使用していたi7 7820Xは少しOCしただけで灼熱だったので気軽にOCして遊べるのは4コアモデルならではの魅力かもしれませんね。

更新: 2021/10/20
総評

登場から10年が経過する名器、OCして遊べる最高のおもちゃ

外観はこのPCとおなじだよ!

 

今回は「SandyBridgeの現役時代を再現する」をコンセプトに組んだPCに2500Kを採用してみました。最初はi7 2600Kを検討していたのですが年式の割に結構な金額がしてためらっていたらたまたま安く2500Kを発見し、手に取ってみたらよい意味で想像とは違いました。

今回組んだPCの構成です。

CPU:Core i5 2500K

RAM:DDR3 4GB×4 計16GB

SSD:120GB

HDD:1TB

GPU:Radeon HD7750 ×2

case: AS Enclosure S1

OS:Windows 10

 

10年前のミドルクラスPCを再現できているのではないかと思います。

最近のやたらと光るパーツと違いこのころのパーツはシンプルな中に個性があって非常に好みです。

 

ちなみにこのPCで最近はまっている原神を動かしてみたら設定次第ではなんとか遊べる程度には動いてくれました。

何より久々にオーバークロックして遊べたので結果的には満足です♪

 

安くて遊べる1155世代のi5、あなたもお一ついかが?

  • 購入金額

    3,080円

  • 購入日

    2021年08月28日

  • 購入場所

    TSUKUMO

9人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (3)

  • kensanさん

    2021/10/21

    最初に自作したのがSandy Bridge Core i7-2600K P8Z68M-Proでした。(一応まだ保管庫に残っています♪)OC経験がないので確かにいい素材かもしれませんね。メモリーもあるしやってみますか(笑い)ちなみにOSは不要になったWindows7でOKでしょうか?32Bitしかないですが。
  • Kei0048さん

    2021/10/21

    >kensanさん
    i7 2600Kは歴史的名機ですね。うまくやれば5GHzに届くとか…
    OCに関してはBIOS上で行うのでOSは何でも大丈夫です。
    ただ、32bit版だとメモリ4GBまでしか使えないのでできれば64bit版が望ましいですね。ライセンスは32/64共通だったはずなので。
  • kensanさん

    2021/10/21

    kei0048さん

    確かにメモリー制限がありますね。Windows7 Pro 64bitは3つありましたが、2つはライセンスコードを使用してWindows10へ移行。残りはHyper-Vで運用中なので、32bitしかないです。貴レビューはWindows10を使用されていますね。1つ製品版あったのですが、Z590に使ってしまいました。ちょっと検討します♪

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