今は一切使わなくなったロジクールのMK710となります。
このモデルはもう廃番となっています。
現在は””MK710t””という『中身は同じでJanと型番名だけ違う』売価調整モデルへ変わっています。
今回はこのMK710のキーボードの方をALL分解(解体?)して綺麗に掃除していこうと思います。
そもそも今後使わないんで後学のために犠牲になって貰う事にしました
MK710に対して姿勢を正して合掌!
『ありがとうございます。』
『貴方の犠牲は無駄にしません。』
では、こんなノリで今回も宜しくお願いします。
掃除の前に、必要な用具紹介
まず、絶対に必要な工具がありますので紹介します。
1、トルクスドライバ(T9)
先端が変わってる形をしてるネジを開け閉めするドライバです。
分からない人はカインズホーム等のホームセンターの工具売り場の店員にこう伝えて下さい。
””トルクスドライバの『T9』 を探してるんだけどありますか?””
2、プラスドライバ(2.0mm/3.0mm)
3mmのは大体どの家庭にもあると思います。 しかし、2.0mmは・・・無ければ購入して下さい。100円ショップにあるはず。プラスじゃ無くてもマイナスのでも代用できますし。
3、キートップ引き抜き工具
①、富士通のリベルタッチをお持ちの方は付属する引き抜き工具を使う
②、500円くらいでAmazonで販売しているダイヤテックのキートップ引き抜き工具を使う
③、少し手が痛くなりますがバラした後に
””キートップを『素手で外す』””
という荒技も一応ですが可能です。その際は「裏面から押し出す」形となります。表からだとキートップを壊すので絶対にやめましょう!
*なお爪が割れる可能性があるので俺はお薦めしませんが・・・
4、掃除機
ホコリとかその他諸々を吸い取ってしまうのに便利です。
では、これら1~4で紹介した用具を使って掃除を行っていこうと思います。
分解手順1
先ずはKBを裏返します
そして見えているネジを片っ端から外します。
なお、このゴム足部分の裏やシール裏、電池部分にはネジはありませんのでご安心を。
ただし、チルトスタンド(8°の方)裏には存在しますので外し忘れ、組み立ての際は付け忘れをしないよう気をつけましょう。
分解手順2
では、裏面のネジを全て外したら、次は表に戻します。
パームレスト部分が簡単に外れるので、外します。するとこのようになっています。
画像にある通り、2.0mmプラスドライバを使って3カ所のネジを外します。
なお、一番無くしやすいネジの一つですので扱いには注意!!
分解手順3
外す際は慎重に外して下さい。 力を入れすぎると『バキッ』と割れてしまう恐れがあります。
んで、外れたのがコチラになります。そーんなに汚れていないように見えますが・・・・・
コーヒーとかミルクティーを過去にこぼしたことがあるんですが、こうなっていました。
とりあえず、このような汚れならば水を含ませた濡れティッシュで拭いて下さい。
ただし、このシートの材質は(たぶん)ゴムなんで『強く拭くと伸びて戻らなくなる可能性があります』。なので慎重に扱って下さい。 くれぐれも「たわしでゴシゴシ!」「強アルカリ性/酸性液をぶっかける」「沸騰したお湯をかける」などの行為は行わないで下さい。 使えなくなります。
んで話を戻して~
更にメンブレンのシートを外すとこうなっています。完全にスッカスカですねw
なお、右上のON/OFF基盤、中央の電池の端子は取り外せます。なので取りはずしたら、残った本体は高圧洗浄機なり、風呂なりでジャバジャバ洗ってしまいましょう!
Realforceと違って筐体が””ペラッペラ””なので折れそうで怖い!!!
3,980円で投げ売りしても利益が出るような構造してますね。むしろ、2,000円でもOKそう。
分解手順4
キートップを外します。 このキーボードは「スタビライザーがスペースキーにしか入っていない」のでガチャガチャ行っちゃって大丈夫です!
・・・俺はスペースキーも思いっきりやっちゃいましたが。
そして全部キートップを外すとこうなります。
ガッツリ汚いです。とにかく拡大してみましょう(*グロいですので見る方は注意)
拡・大ッ!!!
なかなかに強烈・・・ですね。
5年間分の汚れが・・・・・自分で言うのもなんですが汚いって次元ではないです。
このパーツはプラスチックなんで気を遣わずに高圧洗浄機を使うなり風呂でゴシゴシやるなり各自で自由に掃除しちゃって下さい。
あとはその間にキートップをつけ置き洗いして下さい。半日くらいやっとけば問題ないでしょう。あとその際に台所洗剤なり洗濯用洗剤を数滴垂らした水の中に浸けると汚れが落ちますよ~
組み立てはこれと逆の手順で行って下さい。 なお、キーの取り付けで一番面倒なのはスタビライザー(=スペースキー)の取り付けが面倒でした。
~以下、余談~
このMK710は安物なんでハウジングなどが全部!!プラスチック製(一体型)ですけど、富士通のリベルタッチは鉄板の上にシートが装着されてます。画像だとこんな感じ
シート側
キートップ側(メンブレンシートと接する側)
MK710と違って鉄板に別途ハウジング(?)が固定されています。しかもバネ入り。
このように手間のかかった構造を持つメンブレンKBもある程度に思って下さい。つか本当に良いメンブレンKBってのはそういうものらしいです。
ミネベア電機製はもっと凄いとかなんとか・・・
参考サイト
特許庁(スイッチ・キートップガイド構造)
https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/small_switch/b-1-8-2.htm
富士通コンポーネント
http://www.fujitsu.com/jp/group/fcl
ダイヤテック
PFU
U33Aホールディングス
この製品の(唯一とも言える)良い部分(←’16年7月23日 New!)
いろいろ探しました。 質感とかガワの耐久性とか・・・
ようやく、見つけました!!!
この矢印ですね。
コレのおかげで方向キーをセットしやすい!!!
このマークが上に来るようにセットすればいいんですから。これは他社も真似をすべきです。特にメカニカル系。 ただ、全体的な評価(=筐体がペラペラ、メンテ時は取り扱い注意!)は変わりませんのでそこは付け加えておきます。
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購入金額
6,980円
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購入日
2011年05月頃
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購入場所
ドスパラ通販
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