1988年にバンダイから発売されたファミコン用のロールプレイングゲーム(RPG)。
前作『神龍の謎』とは打って変わり、RPGベースで、3つのゲームジャンル(アドベンチャー・ボードゲーム・カードバトル)の要素を巧みに取り入れた構成になっています。
本作は「ピッコロ大魔王編」に基づいたシナリオで、アドベンチャーゲームと同じように《コマンド選択》によって展開します。時には即死になってしまう選択肢もあり、意外とシビア。3Dダンジョンもありますので、苦手な人にはキツイかも知れません。
マップの移動は《すごろく》と言えばよいでしょうか。それとの違いは、移動するマス数を選べること。手持ちのカードを消費して移動するのですが、例えば数字の大きいカードを消費すれば早く目的地に到達できます。但し、次に述べるようにカードは戦闘で重要な役割を演じますので、大きな数字のカードは節約することがポイント。
戦闘システムは、本作最大の魅力である《カードバトル》です。まずは手持ちのカードを出しあい、その数値の優劣で攻防が決まります。攻撃権を取ると、カードに記された方法(パンチやキック、必殺技など)で敵を攻撃できます。また、漫画のコマ割りのような演出が見られ、連続攻撃が決まったときは爽快な気分を味わえます。
私はカードバトルを気に入りましたが、アクションゲームを期待していた方にはどうだったでしょう。最近ではブラウザゲームでさえ派手なアニメは珍しくありませんが、当時は戦闘シーンの演出に本当に感動しました。いま思えば大した手法ではないのですが、アニメよりも原作に近い雰囲気が再現されていて非常に良かったと思います。
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購入金額
5,800円
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購入日
1988年08月12日
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購入場所
由樹さん
2013/12/11
アニメより~
と、ありますが
恐怖心などのあおりかたはトップクラスだと思います。
のちのちに一時代をきづいた
カードバトルというか
星と漢数字バトルの最初でもありますしね。
千里一歩さん
2013/12/11
キャラクターや原作の設定に頼りがちなバンダイは、ゲームの設計という点ではイマイチの印象をもっていますが、本作のカードバトルについては秀逸なシステムを開発したと思いますw