あのCyrixが復活したと聞いて興奮しながら購入しました(;゚∀゚)=3ハァハァ
【モデルナンバー(実クロック)】550MHz
【コードネーム】Samuel(C5A)
【製造プロセス】0.18μm
【L1/L2キャッシュ】128KB/無し・゚・(つД`)・゚・
【コア電圧/TDP】1.9V/7.3W(MAX12.2W)
【主な拡張命令】MMX/3DNow!
【Socket/Slot】Socket370
【リリース時期】2000年夏
【参考HP】Akiba pc hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20000729/cyri...
当時のCyrix社のCPUと言えばクロックの割りに整数演算は早く、浮動小数演算が極端に遅いCyrixMⅡでしたが、最上位のMⅡ-433GP(300MHz)を出した後、新製品は登場していませんでした。
また、この頃、Cyrix社はチップセットメーカーであるVIAに買収されます・゚・(つД`)・゚・
それから、1年くらい経ち後継のCyrixⅢが発表されました。
コードネームは「Joshua(ジョシュア)」、登場時の最高モデルが533GP(←Athlon64のようなモデルナンバーと思ってくださいw)となる予定でした。・・・が、発表から1年くらい待っても、この「Joshua」は発売されませんでした。
当時の情報筋によると、VIAに買収された後、Cyrix社のエンジニアが大量に辞職し、実質、開発を続行できない状態だったと聞いています。
しかし、CyrixⅢは発売されました。ただし、「Joshua」ではなく、「Samuel(サミュエル)」というコアです。
実はVIAはCyrix社と同じ時期に、WinchipというCPUで有名なIDTの子会社のCentaur Technology社を買収しています。VIAはCyrix社のチームが機能しなくなった為、Centaur TechnologyチームがWinchip4として開発してきたCPUをCyrixⅢというブランドで販売したのです。
つまり、名前こそCyrixですが中身はWinchipなのです(;=゚ω゚)=333
このCPUは元々Socket7を想定したいたのか、2次キャッシュがありません。(Socket7プラットフォームではマザーボード側に2次キャッシュ用のメモリを積んでいました) また、浮動小数演算ユニットが実クロックの1/2で動作するため、浮動小数演算は驚異的に遅いです・゚・(つД⊂)・゚・
しかしながら、1次キャッシュは128KBと大容量であり、拡張命令の3DNow!と搭載、最新の製造プロセスとトランジスタ数の削減により省電力となっており、他のCPUには無い特徴を持っていました。
このCPUはC3→C7→Nanoと進化していきます。一回も市場で成功を収めていない気がしますが、そこは愛でカバーしましょう(^^;
ちなみにCyrixは「サイリックス」と読みます。
そして、MACのように熱狂的な信者がおり、その方のことを「サイリッカー」とか「サイリスト」とか呼んでいました。ちなみに私もサイリッカーの一人だったのです(;゚∀゚)=3
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購入金額
2,000円
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購入日
2001年頃
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購入場所
忘れた・・・
名湯さん
2011/01/12
泉さん
2011/01/12
ふっけんさん
2011/01/12
Socket5/7時代は、セラミック+金色のスプレッダ一体型のCPUが多かったですw
Pentiumをはじめ、Cyrix6x86/MⅡ、IDTのWinchip2Rev.A、AMDのK5の後期型などなど・・・
>泉さん
確かにマイナーなCPUですので、当時でも店頭で指名買いでもしないとあまり見かけることはなかったと思います(^^; EdenやC3ブランドに変更されてからは省エネ%ファンレスで注目されるようになりましたが(^^;