モニターが3台(24inch×2、19inch×1)繋がっているため、現在はRadeon HD 4870+Radeon HD 4350という組み合わせで使用していますが、Radeon HD 4870自体がかなり電力を喰うことと、2世代前のビデオカードということもあって、入れ替えることにしました。
Radeon HD 6850は名前を見るとRadeon HD 5850の後継モデルに見えますが、実際には5850よりも下の位置づけとなります。
今までのラインナップで穴の開いていた、57xxと58xxシリーズの間を埋めるモデルとして68xxが登場し、ハイエンドモデルは69xxシリーズが担うことになっています。
とはいえ、元々はハイエンドの58xxシリーズの流れを汲む製品だけに、実用十分の性能を持っていますし、なによりも補助電源コネクタも6ピン1本と省エネになっているのは歓迎できます。
しかも、実売で17,000円程度ですから、コストパフォーマンスも良いといえます。
Sapphireの6850は、比較的短い全長が取り回しも簡単で、使い勝手が良いです。
最近は全長の長いビデオカードが多いとはいえ、HDDと干渉するなどケース側の制約もかなりあります。
カード長が短いのは使い勝手の点で重要です。
Radeon HD 6850のベンチマーク結果などは様々なサイトで公開されていますので、ここではSapphire 6850の各パーツについて見ていきたいと思います。
■外観
箱形のプラスチックカバーが被さったGPUクーラーが搭載されています。
2スロットを使いますので注意が必要です。
GPUクーラーのエアフローは、内外排気となります。
中央よりやや後ろよりのファンから吸気し、左右に分かれて排気されます。
ブラケット部分に外排気用のスリットがありますが、ブラケット部分とGPUクーラーの間に隙間がありますので、筐体の外部に排気されるエアーはあまりないと思われます。
■端子
出力端子はDVI-I(デジタルおよびアナログ兼用)×2,HDMI×1,DisplayPort×1となります。
Radeon HD 6850のオーソドックスな仕様の通りです。
DisplayPortって、いつ頃に普及するんでしょうか。
■基板
比較的カードの全長が短いのがわかるかと思います。
裏は大きなパーツもなく、すっきりです。
■GPU
搭載しているGPU、Radeon HD 6850のコア写真です。
ちなみに分解した際、グリスがかなり汚くごっちゃりと盛ってありましたので、Arctic Silver 5を塗り直してあります。
■電源回路
コストダウンのためか、3+1フェーズと1フェーズ分省略されています。
もっとも、動作には影響がありません。
基板には2つめの6ピン補助電源コネクタの空きパターンもありますし、この基板で6870…はさすがに無理か。
■GPUクーラー
クーラーのカバーサイズの割に、ヒートシンクが小さいのが見てわかります。
写真の向かって右側のヒートシンクが無い部分には、基板に取り付けられている電源レギュレーター用のヒートシンクがはまる構造になっています。
■ヒートシンク
ファンを中心にして左右均等の大きさになっているのがわかります。
しっかりとしていて、かなり重量があります。
GPUコアが接触する部分には、銅製のヒートスプレッダーが埋め込まれています。
■空冷ファン
GPUファンはFirstDというブランド?のFD8015H12Sという型番です。
直径は80mm、最高回転数は実測で4290rpmでした。
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購入金額
17,980円
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購入日
2011年01月31日
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購入場所
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