ゼビウスは、もちろん(?)ゲームから先に出会いました。
ファミコンが隆盛していく中の出来事ですし、ね。
しかし、同時にゲームブック、TRPGも、ウォーゲームやボードゲーム愛好家の中から、一般の少年(L2さんの事です!)にまで、普及?というか、知られてくるようになっていました。
この本の直後に続くのが、ドルアーガシリーズという事で、ゲームブック界にも日本発信の名作が登場し始める時期でしたね。
話が逸れました。
コンピューターゲーム由来を匂わせるのは、表紙のCGですねぇ。
でっかく顔が映っているのが、バキュラ博士です。ガンプではありません。
下の半裸の二人が主人公とヒロインです。
主人公が半裸なのは、地球から遥か離れた惑星ゼビウスにあるバイオコンピューター・ガンプのレプリカを破壊する為に、超能力によって送り込まれた為。
能力者が、ゼビウスに到達させる事が出来る最低限の能力分しか見つからなかった為に、必要最低限の装備しか持つ事が出来なかったという設定です。
まあ、どっちかというと、当時のSFゲームの主人公は大体こういう格好をしているイラストでしたので、その流れでしょう。
設定は、多分後付けかな。
SFな舞台設定ですが、敵はコンピューター版ゼビウスに登場する戦闘機以外は、ゾンビ、ゴーレム、巨大サソリ、スケルトン、とファンタジーな感じです。
ガンプを倒すのに必要な武器やアイテムも「エクスカリバー」「クリスタル」ですし。
不思議な感覚ですね。
背景世界でいうと、地球から移民として移住した先が、遥か離れたゼビウス星を始めとした6つの惑星という事なので、もっと機械文明的になっていてもおかしく無いのですけれども。
惑星内でも文明度の格差があるようで、ガラス張りの高層ビルがあったと思ったら、腰巻に棍棒的な武装の門番がいたり、という感じで、ゼビウスのストーリーを何とか、流行の兆しが見え始めていたゲームブックの中に落とし込もうとする苦労というか、試行錯誤感が伝わります。
スカイフォールシリーズにも似た感覚かもしれませんね。
クリアした後に、感じたのは、「やっぱり表紙のバキュラ博士、目立ちすぎじゃね? 確かにヒロインの父親だけどさあ」という想い。
凄く重要なポジションではありますが、それも、「自分で作った最強の金属バキュラを溶かす溶液を作って主人公に渡し、ガンプに辿り着けるようにする」というものですからねw
主人公を導く、シオ・ナイト老師だったら納得したかもしれません。
まあ、今となっては、の感想ですけれども。
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購入金額
509円
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購入日
不明
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購入場所
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