レビューメディア「ジグソー」

シングルカード最強最速をついにゲット!

以前、MATRIX 5870を購入した時に今のGTX480は買うべきではないと言っていましたが、とりあえず、コレを待っていました。

”GeForce GTX580”

これ、本当はGTX485か490という型番で出てくると思っていたんですよね。
まあ、このあたりは、より詳しい記事が他で読めますから割愛します。

まずは、とりあえずデータ検証からですね。


[ PC構成 ]
CPU:Core i7-980X Extreme Edition
CPUクーラー:MegaShadow
FAN:ULTRA KAZE3000rpm&三洋電気 F-12PWM
M/B :ASUS RAMPAGE III EXTREME
メモリ:SMD-6G88NP-16F[HYPER]-T
ビデオカード:Palit GeForce GTX580
SSD:Intel X25-M SSDSA2MH080G2R5
光学ドライブ:LG電子 BDドライブ CGW-H20
電源:Scythe ENERGIR 1000W
ケース:SilverStone RAVEN2
OS:Microsoft Windows 7 Pro 64bit

[ 付属品 ]
HDMIケーブル
Dsub 変換
マニュアル
ドライバーCD


[ 特徴 ]
PalitのGTX580は、通常のリファレンズデザインを採用。
付属品にSLIケーブルがないのが気になるがその分値段が安いのが特徴


今回検証した固体は、NVIDIA推奨のリファレンスデザインを採用しているので、性能的な差は全くないと言える。
あえて差を言うなら各メーカーの信頼性というところくらい。



[ 所感 ]
○ファーストインプレッション
カードを取り付け、ドライバーを入れて各種ベンチマーク。
最初に触って感じることは「すばらしい安定感」ですね。

Radeonのカードの場合、大なり小なり、なんらかの問題が出てくることがあるのですが、NVIDIAのカードではそういうのがありません。
本当に安定していて、拍子抜けします。

ちなみにRadeonでよくあるのがドライバ周りの不具合で、例えばMATRIXの時はFFベンチがまともに動かないとかモンハンベンチが動かないとかありました。

GTX580ではそういうのが全くありません。


○オーバークロック耐性
※オーバークロックは自己責任です。

電圧昇降なしの状態
クロック 772 → 900MHz (各種ベンチマーク完走)

電圧昇降
1.025V → 1.138V
クロック 772  → 960MHz
MEM 2000 → 2300MHz

ここまでクロックを上げても画面にノイズが入ったり、不安定になることはありませんでした。
当然、個体差はあるかと思いますが、僕の固体は、昇圧なしで900MHzは余裕でした。

ちなみにいきなり1.138まで上げていますが、このベンチを取った後やりなおすと1.055Vで950MHzは問題ありませんでしたので、盛りすぎました^^;

動作限界自体は、まだ余裕がありそうなので、ベンチは980MHzでも完走するのですが、熱でだれるみたいでスコアが安定しませんでした。うまく冷やせれば1GHzでの稼動も可能な固体かもしれません。


[ 各種ベンチマークテスト ]
※テスト環境
CPU 4GHz(BCLK 200x20) 固定
Mem 2000MHz 7-7-7-20


○3DMARK VANTAGE(※PhysX無効)
「MATRIX 5870」
P:21713


「GTX580」
P:27426
Vantage_4GHz_P27426.jpg
Vantage_4GHz_P27426.jpg



GPU OC
CPU 772 → 950MHz
MEM 2000 → 2200MHz
P:31095
Vantage_4GHz__VGA950MHz_P31095.jpg
Vantage_4GHz__VGA950MHz_P31095.jpg



○FF14 Bench
「MATRIX 5870」
LOW:8348
HIGH:5038


「GTX580」
LOW:8542
FF14_LOW_8542.jpg
FF14_LOW_8542.jpg




HIGH:6129
FF14_HIGH_6129.jpg
FF14_HIGH_6129.jpg




CPU 772 → 960MHz
MEM 2000 → 2300MHz
LOW:8710
FF14_LOW_8710.jpg
FF14_LOW_8710.jpg



HIGH:7065
FF14_HIGH_7065.jpg
FF14_HIGH_7065.jpg




[ まとめ ]
熱問題や消費電力はここでは、とりあえずおいておいて、絶対性能では、これでNVIDIAがまた一歩リードしたことになります。
VANTAGEやFF14ベンチマークのスコアは、MATRIX5870でどんなにオーバークロックしても達成できなかった領域に達しています。

FF14ベンチのHIGHで約1000ポイント、VANTAGEで約6000ポイント差がついており、この差を埋めることはできません。

また、オーバークロック耐性も非常にすばらしくリファレンスデザインのカードにして、電圧昇降なしで100MHz以上のクロックアップができるのは本当にすごいと思いました。

オーバークロックした状態では、FF14ベンチHIGHでシングルカードで7000を超えるスコアを出し、VANTAGEでは3万を超えるスコアをたたき出したことは、賞賛に値します。

この後、Caymanが控えているATIですが、この580とCaymanのバトルは本当に楽しみです。

僕は、もう一枚580を買うかCaymanを買うか悩みますw
  • 購入金額

    49,800円

  • 購入日

    2010年11月26日

  • 購入場所

    ドスパラ

22人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • ネイエフさん

    2010/11/27

    すさまじい性能ですね~
    そしてOCの伸び率も恐るべしですw

    しかし若干消費電力落としたとはいえ
    これ2枚は消費電力はすさまじいことになりそうですw
  • つくもさん

    2010/11/27

    ネイエフさん、こんにちは^^

    いやあ、面白いカードですw
    オーバークロックの伸びがいいのですごく遊べます^^
    うちのはコア960MHz、MEMは2300MHzでまだ少し余裕がある感じだったの、もう少し気温が下がったらまた、テストしてみます^^

    1GHz逝きたいけど、逝けるか、楽しみです^^

    SLIは、VANTAGE検証中に上記構成で514Wを超える数字が出ているので、恐らく+300Wと仮定しても800W以上といったところでしょうかwこれの3枚だと1100W以上ということになりますねw
    電気バカ食いです><w
  • つん吉さん

    2010/11/30

     はじめましてつくもさん 伸びが良いですね。
     こちらのEVGAのGTX580は、930MHzどまりでした。
     電源のせいかも知れませんが色々試行錯誤中です。
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