これは、大学在学中はもちろん、卒業後もしばらく使用していた。
プログラミングする事が楽しく、学校かは拝借したBorland C++を使って、ぶっ続けでキーボードを叩き、気がつけば二徹していたこともあった。
おかげで変人コードが書けるほど、C言語は使いこなせるようになった。
そのパソコンが私の部屋にきてから1年半後、友人から「卒業を気にパソコンいらなくなるからいる?」と二つ返事でもらい受けることにした。
友人の部屋に引き取りに行って驚いた、私のパソコンと同じモデルだったからだ。
CPUこそ200MHzになっているものの、それ以外は全く同じ。
勝手にAT互換機だと思い込んでいたため、言葉を失ったが、今更断る訳にもいかず我が家に同じパソコンが2台存在する事になった。
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PC98の特徴はそのアーキテクチャの他に、私はキーボードにあると思う。
AT互換機に一般的に使われる106キーボードまたはその派生とは異なるキー配置と、異常に柔らかく押下したときに全く抵抗がない鍵打感は、私としては入力が不快だった。
そして当時は液晶ディスプレイなどなかったため、CRTとパソコンが2セットというのは場所をとって仕方なかった。
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使っているものと大差がないため、性能・機能に新鮮味がなく、用途にも困ってしまった。
今は2セットとも物置行きになっているが、こちらはハードディスク故障で起動しない状態にある。
このシリーズは、IDEタイプのハードディスクで、しかも4.3G以下でないとBIOS自体が立ち上がらないのだ。
今時そのようなハードディスクが売っているかもわからないし、そこまでして使用する目的がない。
どうしても使用する必要があるならCF→ハードディスク変換を使うだろう。
そのくらい当時のハードディスクは遅かった。
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今やパソコンを処分するにも費用がかかるし、かといって物置の場所を取られているのも事実。
一体どうしたものかと思い続け、すでに10年が経とうとしている。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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