ハードウェアAVCトランスコーダーを2基搭載しているので、W録画中でもCPU負荷が少ないようです。
W録画中でも、CPU利用率は5%程度です。
PCI Express x1で、ロープロファイルに対応し、ボード長も75.3mmしかないので、今回の小型リビングPCには最適です。
今回取り付けるマザーボードでは、外付けグラフィックボード直下のPCI Express x4スロットにしか付けられませんが、発熱量の多いGeForce GTX580でも、リファレンスデザインの為、このチューナボードが、グラフィックボードの冷却ファンを塞ぐこともないので安心です。
本来であれば、グラフィックボードから一番遠い、PCI Express x8のスロットに挿したいところですが、ここにボードを挿してしまうと、現在グラフィックボードを挿している、PCI Express x16スロットが、x8動作になってしまうので、使うことができません。
LGA1155ではなく、Z77 Expressに接続された、PCI Express x4に挿す必要があります。
紫色のPCI Express x16,x8が、LGA1155に接続されていて、2つのPCI Expressでx16で1レーン分の帯域が確保されています。
黄色のPCI Express x1,x4が、Z77チップセットに接続されているのですが、x1は、グラフィックボード(GTX5800)が上にあるので使えません。
このテレビチューナボードは奥行きが、75.3mmと短くて良いのですが、残念なことに、このままPCI Expressスロットに挿すと、アンテナコネクター面からB-CASカードが半分近く飛び出してしまいます。
最新のテレビチューナカードでは、mini B-CASカードを使ったものもあり、カードが飛び出すようなことはありません。
そこで、テレビチューナカードを良く見ると、B-CASカードスロットは、本体のボートから浮いた状態で取り付けられており、ボードとはケーブルで接続されています。
また、意図したかのように、チューナカード基板上の程よいところにネジを止められる穴があります。
メーカーとして、ロープロブラケットを付属していて、ブラケット取り付け用ネジを外すことは容認しているものの、そのネジと共締めしてあるカードスロットを移動して良いかは取扱説明書に触れられていなので、何かあったら自己責任でしょうが、道具箱から適当なネジを見つけて留めてしまいました。
これで、ボードからのB-CASカードの突出量も適度になり、めでたしめでたし。です。
次期商品では、ユーザーがこのような事をしなくても良いよう改善されることを望みます。
また、このテレビチューナボードには、2.4GHzリモコンも付属していて、テレビ/レコーダーアプリの操作はもちろんのこと、PCをスリープにしたり、起動したりもリモコンでワタッチです。
リモコンが赤外線ではないので、PCに向けて操作する必要もなく、快適そのものです。
3D放送対応,AVCREC,追いかけ再生,SDカード,メモリスティック書き出し,EPG,データ放送記録,字幕/文字スーパー対応,外付けHDD対応,リリーフ録画対応と標準的なBlu-Rayレコーダーにできることは殆どできてしまいます。
勿論PCがスリープ状態であっても、録画予約時間になると、勝手に起動して録画してくれます。
Core i7 3770KとSSDのパフォーマンスに支えられて、レスポンスも良く操作も快適そのものです。
ずいぶんの間、PCにテレビチューナを積んでいなかったので、これまで紹介した機能は、今では当たり前なのかもしれませんが、私にとっては驚きでした。
正に、リビングPC向けのテレビチューナボードだと思います。
このテレビチューナボードは、発売されてから時間が経過する(2010年7月発売)ためか、これだけの機能が付いて、13,980円は大変お買い得だと思います。
(TWOTOPでは、特価コーナーの最後の1台でした)
欲を言えば、ブルーレイレコーダーのコンテンツが移動できたりすると、さらに良いのですが、ケーブルテレビのSTBから、IEEE1394経由での録画なんでマイナーでしょうから、期待できそうにありません。
ワイヤレスキーボード,Bluetoorhマウスとの組み合わせて、PCから離れたソファーからでも操作ができるので、私専用のリビングPCの完成です。
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購入金額
13,980円
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購入日
2012年05月31日
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購入場所
TWOTOP
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