Microsoft Office は 97 をずーっと使ってたのですよ。2010年ぐらいまでは。

それが仕事を辞めて大学院生となってから、ある日、

教授から送られてきたメールに添付されてたOffice文書を開くことができませんでした。

ファイル形式を見ると、拡張子が変わってるんですよね。

「あー、こりゃ潮時かな。またクッソ高いOffice買わないといかンのか…」とうなだれていたら

学部卒の若い子に「アカデミック買ったらいいやん！」

と指摘され、自分が学生の身分に戻っていることを思い出しました。

使い勝手については、慣れていくしかないのですが、そんないっぱい機能要らンのですよね。

Office 97 でできていたことが Office 2010 でもできりゃー、それで十分なのですが。


■　Office 2010 ここが×

　　Word 97 と Word 2010 では、グリッド線の設定の仕方が異なるンですよね。

　　だから、過去の資産がすんなり Word 2010 で手直しせずそのまま使える、とは

　　いかないのが、ストレスの元になっています。膨大な時間が無駄になってますし。

　　テキストに被せてる直線や斜め線の線分の端がグリッドに載らなかったり、

　　描画した線分全体がグリッド線とグリッド線の間にどっちつかずで浮いていたり。
　　ホントに困ってます。こんなレアな使い方をしている人間は他にいないと思うので、

　　この件で困ってるのは自分だけかもしれませんが。

■　Office 2010 ここが〇

　　Word 2010 にしろ、Excel 2010 にしろ、コピペする際に「形式を選択して貼り付け」る

　　ことができるようになったのは便利です。

　　特に、Excel 2010 が助かります。Webから直接貼り付ける際に、Excel 97 だと、

　　意図せず hypertext のまま貼り付ける羽目になってしまうので、いったんメモ帳とかに

　　貼り付けて素の「.txt 」にしてから貼り付ける、というメンドくさいことをしてました。

今回はたまたまタイミングよく学生やってたときに買えたのでラッキーでしたが、

いつまで 『 2010 』 で戦えるのか不安です。

こんなふうに、この先もずっとMicrosoft様の思惑に振り回されながらも

付き合い続けていくしかない、ということがいちばんのストレスの元なのかもしれません。

我々が安い並行輸入品に手を出したりして自衛しようとしても、

せいぜい無駄なあがきに終わるのが関の山でしょう。

Microsoft王朝が認証制度を通じて取り締まれば、昨日までできていたことが今日からは…、

みたいなイタチごっこの繰り返しのようですから。