メインマシンで使用しているZ68 Extreme7 Gen3ですが、2スロット占有のビデオカードを1スロットずつ開けて装着ができる、ナイスなスロット配置を誇る貴重なマザーです。
SLI/CFX構成時ってどうしてもカード同士が密着するので、めちゃくちゃエアフロー悪くなるんですよね。
あんなにカードが密着して吸気できるのかなぁ…
そんなメリットがあるZ68 Extreme7 Gen3ですが、いくつかデメリットもあります。
最大の問題は、最下部のPCI-E x16にビデオカードを装着すると、オンボードのUSBどころか電源スイッチなどを接続するピンヘッダすら使用出来なくなるという点。
マザーボードからGPUクーラーの間よりもピンの方が高さがあるため干渉してしまい、PCI-Eスロットにきちんとビデオカードが装着できないんです。
なんてこったい!
上記の使用不可エリアにあるピン端子はすべて使用不可となります。
3-wayに対応してるのにそりゃないよ!
もっとも、GTX660TiのGPUクーラーがヒートシンク全体をカバーで覆っている箱形でかなり専有面積が大きいためにこのような問題が起こるのであり、カバーがないヒートシンクであれば干渉しないと思われます。
3-way or 4-way SLIを構築するときにはこういった点にも注意が必要です。
さて、とりあえずフロントパネルI/Oコネクタは繋がないとPCの電源を入れられません。
しょうがないので、ピンのプラスチックの一部分を切り取り、ケーブルを折り曲げることでその場しのぎの対応をして対処してみました。
上記のようにすることで、ぎりぎりGPUクーラーと干渉していない…と思ったらもろにぶつかっており、やはりきちんと奥まで差し込まれていない感じです。
ビデオカードを固定出来る状態だったので、とりあえずは問題なしと判断、この状態で使用しています。
ただし、問題はUSB2.0のピンヘッダが全滅で、ケースフロント部にあるUSB端子が使えないという点。
これはかなり不便です。
ということで、このEX-004が登場するわけであります。
どうやって使うかというと…
おもむろにコネクタからピンを取り外し…
(右側の白いケーブルは、切断した端子を半田付けした状態です。左側に比べ、かなり全体の長さが短くなっているのがわかるかと思います)
先端の端子部分をニッパーで切断。
圧着しているぎりぎりのところでさらに切断し、長さを縮めます。
圧着部にケーブルを半田付けすればコネクタ側の加工は完了。
最後にプラスチック側の不要な部分を切断して、下記のようにします。
右側が標準状態、左側が長さを短くした状態。
これだけ短くなれば、ビデオカードに干渉しません。
evgaのマザーを見ていると、コネクタが最初から横向きになっているあたり、3-way以上の複数ビデオカード構成時の設計に慣れているなぁ、と思います。
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購入金額
480円
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購入日
2013年05月29日
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購入場所
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