接続方法が難しいんじゃないとか、ガラス面がツルツルして書きにくいんじゃないかとか、ガラス面とモニタの間に隙間があるから描くときにずれるんじゃないかとか、色々と不安はあったのですが、実際に使ってみると感動しました。ガラス面には何か加工がされているのか適度なひっかかり具合があり、むしろそれまで利用していたintuos3よりも使いやすく感じましたし、描画時のずれもほとんど感じられませんでした。
特に長い直線を描く場合、板タブだと予期しない方向にペンが進むことが多かったのですが、液タブだとその様な失敗がなく、サクサクと線が引けるようになりました。
ただ、高い製品ですから、やはり色々思うところがあります。
まず、モニタの発色が悪いです。10年ぐらい前のノートパソコンに使用されているような、色域の非常に狭い液晶が使用されています。メインモニタが広色域のために、余計に差を感じてしまいます。幸い、自分は線画をメインで使用しているので問題ないのですが、彩色目的で利用される場合には、ちょっと考えた方が良いと思います。
次に、左右のボタンが固くて押しづらいです。また、どのキーに何の機能を割り当てたか覚えづらいので、結局キーボードで操作しています。トラックパッドも誤って触って誤作動してしまうので、敢えて動作しない設定にしています。ボタン自体は合った方が使いやすいと思うのですが、位置やサイズなど、もっと検討が必要だと思います。
最後に、紙にペンで絵を描くときには、体に負担がかからないように台や机に傾斜を付けて作業しています。こちらの製品にもスタンドが付いていて、傾けて使用できるようになっていますが、25°では角度が付きすぎです。個人差があるので、もう少し低い角度にも調整できるようにして欲しかったです。結局、台を自作しました。
そうはいっても、快適です。一度液タブを利用しだしたら、板タブには戻れません。できれば、もっと安い普及価格帯の商品も作って頂ければと思います。
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購入金額
100,000円
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購入日
2010年03月12日
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購入場所
aoidiskさん
2010/08/24
いつかは買いたいですね。