それもかなり安価に購入し、作りが多少チープな感じではあったが、使い勝手が良く、10年近く使い込んでいた。
一時は自分で補強修理しようかとまで考えていた。
そのため、新調するを躊躇していたが、定評ある私の人間三脚も腰に負担になり始め、15分を過ぎると被写体を捉え切れなくなり始めたことから、新調を決意した。
1万円越えの、私としては高価な部類も検討したが、先代の安価でも良いという印象が忘れられず、5000円以下をターゲットにした。
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本品は私が購入した時で3000円弱とずば抜けて安価だったため、さすがに安かろう悪かろうという気がよぎった。
しかし、実物を見ると先代よりむしろしっかりした作りだったため、失敗保証価格と思って購入してみた。
脚は少し太めである分、伸ばした時の歪みが抑えられ、座りが良い。
エレベーターもなめらかで引っかかりもない。
この価格帯では珍しく、雲台がクイックシュータイプであり、撮影中に急にカメラを外して撮影したい場合にも対応できる。
私は常にビデオカメラにアタッチした状態にして、いつでも三脚にセットできる状態にしている。
水準器が簡素だったり、雲台で水平補正ができなかったりするのは、コストとのトレードだろう。
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値段の割に良い品であり納得はしているのだが、私の使い方としては不満がある。
私は最大までズームした状態で、動いている被写体を追う、スポーツ撮影が多い。
しかも、スピードがあり、動きが予想しづらいスポーツであるため、ファインダーまたは液晶を覗き込むようにして撮影しないと追いきれなくなってしまう。
この撮影スタイルの場合、上下左右の微妙な動き・滑らかな動きが重要になる。
本品のハンドルは短く角度の微調整能力が低く、さらに左右の動きに渋い部分が見られるため、動き出しで映像がカクついてしまうことが多い。
対策として、グリスを注したり、ハンドルを延長するなど試している。
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普段使いでは問題なく、コストパフォーマンスが良いことから、トータル的に見ると高性能を求めないのであれば、かなりお買い得な品である。
正直、私のようなシビアな撮影をするのであれば、高級価格帯の物を選択するべきだろう。
残念ながら私はカメラも三脚も低価格帯から、できる限り良い物を探していくスタイルが定着してしまっている。
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購入金額
3,000円
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購入日
2009年03月頃
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購入場所
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