しかし、私のようにzigsow-nian@iPhoneの人には、限界を感じる時期があるかと思います。
そして、私もPCで入力する機会が0に近い状態まで達している、今まさに、その時期にさしかかり、外部キーボード購入の衝動が押さえられず、とうとう購入に踏み切りました。
iPhone用のキーボードとして以前から折り畳み式の持ち運びに特化したキーボードを購入するつもりで探していました。
しかし、どのキーボードも配列に問題があり、普段JIS配列に慣れた私にとって、US配列の苦痛には耐えられず、購入するに至りませんでした。
IOS5ではJIS配列の対応が唱われていますが、調べてみるとJIS配列の対応ではなく、カナ入力の対応らしく、ローマ字入力ユーザはUS配列でローマ字入力しなければならないようです。
先日、良寛というメーカーからApple承認の折りたたみキーボード「Freedom i-Connex Keyboard」が発売され、折りたたみ式で唯一JIS入力ができるという情報がありました。
雑誌にも取り上げられ、やはり人気があるらしく、どのサイトも品切れ状態であり、私は再入荷を待つことができませんでした。
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前置きが長くなりましたが、早速使用感をレビューしていきましょう。
まず、外観ですが、これはさすがApple社といった風貌です。
アルミを削りだしたかのような表面に、アイソレーションタイプ19mmピッチの白色のキーが並びます。
キーが透明度のない完全な白色のキーであるため、私としては多少見慣れない感じはありましたが、今は全く気になりません。
キー配置は前述の通りJIS配列ですが、Ctrl等の制御キーはWindowsで一般的な109キーボードのそれとは若干異なります。
いわゆるMac配列というものだと思いますが、Macを所有していない私には分かりません。
使っていて気がついたのですが、Mac配列のControlキーと106キーボードのCtrlキーは別物のようです。
106キーボードのCtrlキーの位置にあるOptionキーが、Ctrlキーの役割をする場合が多く、実はタッチタイピングをしているとそれほど大きく違和感がないのかもしれません。
キーボード上部の裏面に電池ボックスが配置され、丁度スタンドの役割をします。その左右に電池蓋と電源ボタンが配置され、とてもスタイリッシュです。
アルミ削り出しかと思うと、右上に隠しLEDが埋め込まれていたり、capsのキーにもLEDが埋め込まれていたりと、チープな印象は欠片もありません。
これが、しかもBluetooth式で、6,500円で購入できる品とは驚きです。
肝心のキーボード部分は、全体が薄くできているため、キーストロークが浅く、反発も弱いため、普段デスクトップ用の堅いキーボードに慣れている人には強く違和感を感じてしまうかもしれません。
ノートPCのキーボードでも反発の強い品があるため、普段柔らかいキーボードを使用している私としてももう少し反発が欲しいところです。
キーストロークの浅いキーボードでありがちな、ブレ(カシャカシャ感)は見られませんが、浅く広いキーであるため、爪が当たる感触はあります。
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では、iPhoneに接続した使用感についてレビューしていきます。
iPhone標準アプリのメモ帳とメッセージで入力の感触を確認しました。
タイピングが早い方ではない私ですが、全体的に入力から表示までにワンテンポ開く感じがします。
そのため、表現が正しいかわかりませんが、入力がもっさりした印象を感じ、入力抜けしてしまう頻度が高くなってしまいます。
また、iPhoneの日本語入力は、あくまでタッチパネル入力をターゲットとしたインタフェースになっているため、予測変換(文節による次の単語の予測)がでている状態では、カーソルキーが利かず、一旦returnキーでクローズする必要があります。
もう一点、deleteキーはBSキーとして機能しますが、キーの位置が106のBSキーの位置にありますので、これも違和感はないでしょう。
では、ATOK Padはどうかというと、入力感はさらに反応が鈍い印象を受けます(多少ですが)。
どちらも慣れてしまえば問題ない範囲ではあります。実際にこうして数日使いましたが、今ではこの環境に適合できてしまいました。
または、ATOK Padはショートカットキーが豊富で、よく使う機能を覚えておけば、入力・編集の時間が格段に短縮されると思います。
ショートカットキーとしては、コピーOpt+C、カットOpt+X、ペーストOpt+Vという基本の物から、Opt+Spaceで入力切り替え、Opt+Sで保存終了、Opt+(Shift+)Oでノートの切り替え、Opt+Shift+Nで新規ノート等があります。
ショートカットキーの一覧はOpt+Wで表示されますので、一度確認すると良いかもしれません。Windowsユーザの私には見なおれない表記になっているのが唯一残念なところではあります。
ショートカットキー (キー操作)は、標準アプリとATOK Padで異なります。
これは慣れが必要ですが、個人的にはATOKが標準日本語入力として設定できるようになって欲しいところです。
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総評になりますが、私としては、iPhone/iPadのキーボードを探しているなら、是非オススメしたいと思います。
多少持ち運ぶには大きく、折りたたみ式に比べれば、モバイル性能は劣りますが、この薄さはビジネスバックに潜ませてもそれほど荷物にならないと思います。
快適にJIS配列で入力ができることをから考えれば、大きさのデメリット以上に、快適な入力であるというメリットは大きいと思いいます。
もう一つ劣る点というべきかわかりませんが、iPhone用のスタンドは付属していません。ペンケースなどをiPhoneの枕にするか、100円ショップで自分の気に入った物を購入すれば良いでしょう。
それから、気になる点としてバッテリーの持ちがありますが、使いはじめでまだ評価できるほど使い込んでいないため、お伝えできません、ご了承下さい。
現状10時間程度使っただけでは、当然バッテリー切れになることはありませんでした。
しばらくは、このキーボードとともにzig活していきたいと思っていますが、iPhoneから画像のアップができないことが難点ですので、何とか対応してい頂きたいと切に願います。
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購入金額
6,500円
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購入日
2011年12月18日
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購入場所
ケーズデンキき
Manyaさん
2011/12/25
Apple謹製の折りたたみキーボードだしてくれると更にいいんですが。
蒼-aoi-さん
2011/12/25
もう少し門戸を開けてくれるとうれしいですけど...
Appleの製品はどれをとってもスタイリッシュであることを改めて認識できました。
意味もなくApple製品を購入したくなりました。