当時の新品価格が2万円前後の製品でしたから、値段につられて買って帰り動作検証してみたところ、これといって問題はありませんでした。当初は不安があったのでサブ機で使っていたのですが、サブ機でも実に安定して動いていたため、メインPCを組み直すときにサブ機にAntec EA650を入れ、この電源をメイン用として使うことになりました。
静音性と冷却性能、動作の安定性などを売りにした製品でしたが、冷却性能はケースの形状からいってあまり発揮されなかったのではないかと思いますが、それでも初期のPCI Express環境には全く問題ない電源容量でしたし、実際に動作の安定性も十分高かったのではないかと思います。
ただ、通常のATX電源ユニットと比べると奥行きが長く、比較的小さいケースで使うにはかなりの空間を占めてしまうのが弱点でした。当時この電源を使っていたケースはシグマA・P・O製CB009SVNPだったのですが、この電源を組み込むと5インチベイとの空間が狭く、ケーブルの取り回しにはかなり苦労しました。
その後はメインPCがLGA1366環境に入れ替わった時点で再びサブ機に回されましたが、現在も元気に稼働し続けています。ジャンク品扱いで購入して5年以上も普通に使えているということになるわけで、それだけでも抜群のコストパフォーマンスといえるかもしれません。
静音性についてはそれほど意識していませんでしたが、ビデオカードやCPUのクーラーの方の騒音の方が気になる程度ですので、十分に優秀といえるでしょう。
当時私には電源に2万円払うという価値観はありませんでしたが、それでもしっかりとした電源を買う価値を感じさせてくれた製品です。
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購入金額
3,980円
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購入日
2007年05月頃
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購入場所
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