レビューメディア「ジグソー」

ツインタワー&デュアルファンのクーラー!!

NoctuaのNH-D14はツインタワー&デュアルファンのCPUクーラーです。

メーカーサイト(http://www.noctua.at/main.php?show=productview&produc...

空冷最強との噂の本製品で、Core i7を適切に冷やしつつ、
真ん中にサンドされている14センチファンが作る空気の流れで
チップセット周りも冷やしてくれることを期待して購入しました。

Core i7 980Xでも十分に冷やせるのか、Core i7 920と比較をしてみたいですね。

なかなか売っていない商品ですが、人気が高く売り切れていたので、
手に入れる為に足しげくお店に通いました。

システムに設置次第レビューをしたいと思いますので、今しばらくお待ちください。

がんばってトリプルファンとかの場合も計測したいと思う今日この頃!!

----2010/04/05更新----
開封したところ1箱目はオプション類でした。
インテル用、AMD用にそれぞれ個包装がしてあり、
また、説明書もそれぞれのバージョンでカラーで印刷してあります。
とても丁寧なつくりですね。
1箱目
1箱目


2箱目が本体です・・・箱の中に箱・・・厳重ですね~。
2箱目
2箱目


取り出して取り付けの為にファンをはずしてみたところ、
きちんと防振ゴムが入れられていました。
おおー、きちんとしたいい仕様ですねー。
ファン外し
ファン外し


バックプレートを取り出し、LGA1366用の型にゴムをはずして取り付け!!
プラスチックのスペーサーを取り付け、ねじ止め!!
土台作り
土台作り


コレで土台が完成ですが、実は注意点が・・・先にCPUははめておきましょう!!
土台つけると止め金具と干渉しますので!!

ちなみに、土台下のコンデンサーとかの隙間具合はこんな感じです。
隙間具合
隙間具合


グリスを塗って(厚塗り気味の上、綺麗にぬれていないorz)
取り付け!!(オプションで入っていた専用?のねじ回し)
取り付け
取り付け


取り付け後に各部見てみると
左上写真:前方上から見ると・・・でかい
右上写真:前下からから見ると、前面ヒートシンクがぎりぎり
左下写真:右側より見ると、やはりぎりぎり、通常はメモリ部分なので、背の高いメモリは無理ですね
右下写真:PCIスロット側を見ると、あまり余裕は無いので、ケーブル配線が重要かと。
という感じですね。
干渉は・・・
干渉は・・・


MBにはヒートシンク用に専用FANがついていたのですが取り付けられない!!
温度上昇が心配ですね。

次回はケース組み込み&計測結果を追記予定です。

----2010/04/06更新----
MBをケースに入れると・・・余裕がなくなる感じです。
先にメモリなど細かいパーツはつけておいた方が無難です。
設置
設置


PCIEスロット上のねじはCPUクーラーが干渉して止めにくいので
きちんとねじ止めは無理かと思います。(その分他のねじはキチッとつけましょう!!)
干渉しちゃう
干渉しちゃう


残念ながらMBのメンテナンスホールとは位置がずれてしまいました。
これはMBがインテルのDX58SOだからであって、他のMBの場合は大丈夫だと思います。
(※DX58SOはメモリがMBの上側にきていて、ちょっと位置が特殊です)
メンテナンスホールは?
メンテナンスホールは?


CPUクーラーは重いことがわかっているので忍者ワイヤ~~でケースに固定しています。
※写真がわかりにくかったので赤線で補足しています。赤のところがワイヤーです。
忍者でGO!
忍者でGO!


ちょっと不恰好ですが、最終的に赤線の形でケースに固定しています。
FANホールとケースの小さい穴を通しているので、落ちることはまずありませんし、
テンションさえかけれればきちんと支えることができます。(おそらく!!
ケースに固定
ケースに固定


さてさて、実際の冷却性能についてですが、グリスについては、


を利用しています。

アイドル時の温度ですが、同じ部屋で現状のメインマシン
(CORSAIR CWCH50-1 水冷CPUクーラー)との比較ですと、5度程度下がっているようです。
(CPUは920を利用しているが、パーツ構成が違うのであくまで参考程度)

でも、グリス塗りたてと100時間以上使い込んでいるマシンの差なので、
案外性能は高いかも・・・と思っています。

では、クーラーを20度設定にしてprime95を40分程度まわしてみた比較です。
両マシン共にTBがかかり、2.8GHzまで自動OCされています。
Core Temp読みですと、8℃~6℃程度の差が出ているようです。
(※同じ固体のCPUではないので、参考程度ですが。)
CoreTemp
CoreTemp


Hardware Monitorの値でもCPU温度は同様です。
MBの温度に関してですが、こちらもCPUで3℃、
Systemで5℃、Zone2(どこよ?笑)で9℃の差がでていますので、
(周辺発熱(GPU)が違うので一概には言いがたいのですが)
同じ室内でのテストとしては、当初の目論見どおりに冷えているのかなーという印象です。
Hardware Monitor
Hardware Monitor


後ほどメインマシン、テストマシンの構成UPします。

あとはテストマシンのOC時の結果が必要ですかね?

---2010/05/15追記---
テスト用マシン構成
CPU Intel Core i7 920
マザーボード Intel DX58SO
メモリ SFD PC3-10660(DDR3-1333) DDR3 3GB(1GB x 3枚組) T3U1333Q-1G
ビデオカード SAPPHIRE ULTIMATE HD 4670 512MB GDDR3 PCIE HDMI
HDD or SSD システム Intel Boxed X25-V 40GB
光学ドライブ GH24NS50BL-B/K
CPUクーラー Noctua NH-D14
ケース    SilverStone Fortress SST-FT02B-W
電源     STRIDER PLUS SST-ST85F-P

比較用メインマシン構成
CPU Intel Core i7 920
マザーボード Intel DX58SO
メモリ G.SKILL F3-10666CL7-6GBPK(2GB x 3枚)
ビデオカード MSI N285GTX SuperPipe OC
HDD or SSD  システム ANS-9010 + (WinChip製)DDR2 4GB x8枚(容量約28GB相当)
       データSSD SILICON POWER SP032GBSSD650S25 2台(DIR-2221-SRAIDE RAID 0)
データ用HDD WD20EADS x 2台
RAID用HDD WD5000AAKS 4台(Adaptec RAID 2405 RAID 0)
バックアップ用 WD10EADS-M2B + ラトック REX-SATA(リムーバブルケース)
光学ドライブ LG CGW-H20N
CPUクーラー Corsair CWCH50-1
ケース Antec TWELVE HUNDRED
電源 Antec CP850
2.5インチRAIDケース ディラック DIR-2221-SRAIDE
RAIDカード Adaptec RAID 2405
サウンドカード Auzen X-Fi Forte 7.1
動画編集カード WinFast PxVC1100
ファンコントローラー SCYTHE KAZEMASTER Ace

上記を見ていただくと、テスト用マシンがすかすかの発熱が少ない構成なので、
あくまでも比較程度という事にしかならないとお叱りをうけるかもしれません。

さて、あとはこのクーラーの性能を確認する方法として、OC時の冷却性能と
トリプルファンに変更した場合の性能比較ですね。

条件は以下のとおりでやってみました。
1.クーラーの温度設定は20度(さむい・・・)
2.動作確認テストを一通り実施して、それぞれ温度計測
3.OC時の一番発熱が大きかったBCLK199設定で計測

それでは、3DMark6完走時のデータですが・・・
3DMark6test1
3DMark6test1

Core Temp読みだと、おおむね1℃~3℃低下ですね。
Core #2が1℃あがっちゃってますが、概ね下がったといえるでしょう。
3DMark6test2
3DMark6test2

Hardware Monitor読みだと、下限は一緒で、上限は同じ~3℃低下ですね。
なにより目を引くのがGPU温度が上限時に5℃低いということでしょうか。
ファンレスのGPUなので、風がよく流れることで冷却が強化された模様です。
また、MB上の温度も若干下がっているので良い状態だと思います。

次はOCCT完走時のデータです。
まずは、CPU温度比較です。

通常時は
CPU1の最高温度87℃、CPU2の最高温度89度、CPU3の最高温度83度、CPU4の最高温度85度
OCCT-Nomal
OCCT-Nomal

トリプルファン時には
CPU1の最高温度80℃、CPU2の最高温度82度、CPU3の最高温度78度、CPU4の最高温度78度
OCCT-3Fan
OCCT-3Fan

となっており、冷却能力がUPしております!!
OCCT-GPU
OCCT-GPU

ついでのGPUはというと、通常時 最低32度 最高39度(動作時の平均34度ぐらい)
トリプルファン時には、最低29度 最高34度(動作時の平均は31度ぐらい)です。
これは予想以上に冷えてますね~~!!

それぞれの場合のCore Temp読み、Hardware Monitor読みは次のとおりで、
同様の結果を示していますね!!
OCCT-Core
OCCT-Core

OCCT-HWM
OCCT-HWM

MB上の温度もシステムでは9度も違うので、大違いですね!!

というわけで、長く書いてまいりましたが、結果は一目瞭然で、
ファン増設で結果がかなり変わりました!!

ただし、やはりというべきですが、ファンを増設したので
少しうるさくなってしまいましたが、冷却性能と静音はトレードオフなので
仕方がないかと思います。

増設したファンと利用したクリップはコレで、取り付け時の写真はそれぞれに追記しておきます。

  • 購入金額

    9,980円

  • 購入日

    2010年04月23日

  • 購入場所

    PC 1's

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