今回は発売から11年経過したベストセラー『山洋電気株式会社(SANYO DENKI CO.,LTD)』のF12-PWM(SanAce120 9G1212P4H041)となります。
山洋電気の冷却ファンと言えば『Seasonic製電源(Xシリーズ・XPシリーズ・XMシリーズ)』のフラッグシップモデルには常に採用され続けてきました。
恥ずかしながら、今まで山洋電気製ファンを使ったことが無かったので試しに買うことにしました。
ただ、CPUクーラーが9センチまでのファンにしか対応していないので、PCケースの排気用として暫定的に使うことにしました。
それでは宜しくお願いします。
ファンスペック
サイズ:119x119x25mm
重 さ:240g
形 状:リブ無し
回転数:850-2850rpm(PWM制御)
音 圧:10-40dB
最大風圧:99.0CFM
最大静圧:7.19mmH2O
定格電圧:DC12V
定格電流:0.38A
ケーブル:800mm
電 源:4pin(PWM対応)
発 売:2007年
無骨です。しかし、時代にそぐわないところもあるんじゃ無いか?
一言で言うなら『飾りっ気ゼロ!!!』です。
初代REALFORCEと同じで仕事用という雰囲気を漂わせています。付属品も固定用ネジ4本だけ。
だが!それがいいのです。 システムを冷やせないファンはファンでも何でも無い!!
最近のファンは無駄に光りすぎです。オジサンは夜にそんな光る物を見ると疲れるので無骨なくらいが丁度良かったりします。 あと、使ってるケースがFractalDesignのDefine R5のノーマル仕様なので光らせても見えませんからこういうファンで事足りるのです。
ただ、ファンケーブルの処理だけはどうにかならなかったんでしょうか?
スリーブに通しておくとか、熱収縮チューブで固めるとか・・・それをしないのは製造コストをカットする為?なんでしょうけどこのままだとちょっと邪魔くさいかな。
それが残念でなりません。取り回しがしづらい上にケーブルをまとめて結束という手間が。発売からだいぶ経ってるんですし、時代と周りのメーカーに合わせて欲しいものです。いくら品質が良くても、時代にそぐわないんじゃ、新規ユーザーは見てくれませんし、既存ユーザーも買い換え時に選択肢に含んでくれないかもしれませんよ。
特徴
①、長寿命の2ボールベアリングファン
60℃環境下での期待寿命が『40,000時間(24時間稼働させたとして約4.5年)』、40℃環境下では『66,000h(24時間365日稼働させたとして約7.5年)』と非常に長い数字を叩き出します。
1日8時間使ったとしたらこの3倍の数字ですので結構な寿命を持っているのが分かるかと思います。
これだけの寿命を持っているんですから、Seasonicがハイエンドモデルで長年採用し続けたのも納得ですね。
なお、以下のHPにファンに関する用語が色々出ていますのでご覧下さい。
②、価格
Amazonなどで2,400円ちょいします。光らないファンの中では高価格と言えるでしょう。
自作初心者(=初めて自作に挑戦する方々)の感覚だと『高ぇーよw』と思っても仕方ない部類に入ってしまうかな。
③、音
PCに組み込んだらUEFI上で回転数の調整(20%くらいに設定)を最初にしましょう。そうじゃないと、1800回転で回ろうもんならモーターの凄まじい唸り音が室内に響き渡ります。
なので先ずは『回転数の調整』『1~2時間くらい低速で回して』ちょっとでも静かにさせましょう。
それをしないと東芝のMG03ACAシリーズやHGSTのUltrastarの書き込み音が裸足で逃げ出すくらい凄まじい唸り音を響かせますので。
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購入金額
2,430円
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購入日
2018年11月頃
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購入場所
Amazon
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