レビューメディア「ジグソー」

Xeon W3680 動作確認できました

ASUSTeK Rampage III Extreme
ASUSTekのR.O.Gシリーズ LGA1366用 X58搭載マザーボードです。

【製品URL】
http://www.asus.co.jp/product.aspx?P_ID=jy0uafxYBCrJwksC&templete=2
http://rog.asus.com/Product.aspx?PId=35
http://www.unitycorp.co.jp/asus/motherboard/intel/lga1366/rampage3extreme/index.html

【基本仕様】
対応CPU:LGA1366(Intel Core i7)
チップセット:Intel X58 / ICH10R
対応メモリ:DDR3 1066~2200(O.C.) Non-ECC、Un-buffered Memory x6 DIMM
(トリプルチャンネルメモリ対応、最大24GB)

拡張スロット:PCIe 2.0(x16) x4(x16、x16/x16、x16/x8/x8、x8/x8/x8/x8動作)
PCIe(x4) x1、PCI 2.2 x1

SATA:Intel ICH10R(SATA 3.0 Gb/s x6)
JMicron JMB363 PATA and SATA controller(eSATA 3.0 Gb/s x1、SATA 3.0 Gb/s x1)
Marvell 9128 PCIe SATA 6Gb/s(6.0 Gb/s x2)

LAN: Intel WG82567V Gigabit LAN
Audio:Realtek ALC889 8ch High Definition Audio CODEC
IEEE 1394:1394a (背面I/O x1 オンボード x1)
USB:NEC USB 3.0/2.0(背面I/O x2)
Intel ICH10R USB 2.0/1.1(背面I/O x7※うち1つはROG Connect兼用、オンボード x2 )

オーバークロック機能:ROG Connect、RC Bluetooth
ROG Extreme Engine Digi+
(8フェーズCPU電源、3フェーズQPI/DRAM電源、3フェーズNB電源、3フェーズメモリ電源、CPU/メモリ/QPI各回路にML Capsを採用)
EPS12Vコネクタ x2、VGA用補助電源コネクタ(4Pinペリフェラル)x2搭載
他...

独自機能:CPU Level Up、MemOK!、オンボードスイッチ(Power/Reset/Clr CMOS)
Q-Fan Plus、ASUS Q-Connector、ASUS Q-LED (CPU/DRAM/VGA/Boot Device LED)
他...

製品寸法:ATX Form Factor(30.5cm x 26.9cm)


私は特に、下記の仕様、条件に期待して購入しました。

 ・Extreme Engine Digi+ VRMはASUS初の(半?)デジタルPWM
 ・Marvell製 SATA 6Gb/s x2搭載
 ・NEC製 USB3.0 x2搭載
 ・Intel製 Gigabit LAN搭載
 ・背の低いヒートシンク群
 ・AMI BIOS採用
 ・Xeonが動作する

ただし、本製品はXeonに正式対応している訳ではありません。過去の同社製M/Bの対応状況から、「おそらく動くだろう」という判断でこのM/Bを選びました。

当初、国内販売はもっと早い予定だったのですが、同梱ソフトウェアの不具合?により海外より少々発売が遅れました。

以前にリークされていた情報と異なりNF200は搭載していません。
後日、NF200搭載ドーターボードが発売されました。

結果、M/B搭載PCIe2.0 x16スロット4本

の動作組み合わせは、PCIex16スロット 1,2,3,4の順で

 x16/-/-/-
 x16/-/x16/-
 x16/-/x8/x8
 x8/x8/x8/x8

となり、最大32レーンの動作となります。
レーン数を最大限に活かしたい場合、組み合わせるカードによっては一部拡張スロットの運用に制限があるかもしれません。
(例:2番目のPCIex16スロットにカードを差した場合、全x16スロットがx8動作になる。2スロット占有VGAをx16動作で2本運用したい場合、PCIスロットは使えなくなる、等)


【パッケージ】
R.O.Gシリーズ恒例の持ち手付きパッケージです。

開封してみました。

付属品:
1 x ROG Connect ケーブル
1 x ProbeIt ケーブルセット
1 x 3-Way SLI ブリッジ
1 x SLI ケーブル
1 x CrossFireケーブル
1 x 2 in 1 ASUS Qコネクト キット
3 x 2-in-1 SATA シグナルケーブル
1 x 2-in-1 SATA 6G ケーブル
1 x 2ポート USB2.0 + eSATA モジュール
1 x I/O シールド
1 x Thermal センサーケーブルパック
1 x Cable Ties パック
1 x ROG theme ラベル
1 x 12-in-1 ROG ケーブルラベル
1 x Optional サーマルファンモジュール
1 x RC Bluetooth カード
1 x サポートディスク(各種ドライバ、独自アプリ、3DMARK VANTAGE)
1 x 製品マニュアル

大量の付属品が付いてきます。
6Gb/s SATA専用ケーブルも2本付属していますので安心ですね。
国内代理店(ユニティ)扱い品なので、当然マニュアルも日本語版です。

【製品本体】

PCB REV.は"1.04G"でした。海外で先に流通していたものと同じ様です。

メモリ固定フックが片側のみになっています。フックに固定するタイプのメモリ用クーラーを取り付け出来ないかもしれません。

また、CPUソケットの位置にご注意下さい。R2Eと比較してソケット位置がやや上方に移動しています。

ケース内M/B設置スペース上方に余裕が無い&大型CPUクーラーの場合、干渉して設置出来ない場合があります。
(ケース側の問題の方が大きいとは思いますが、Noctua NH-D14を設置出来ませんでした;;)

と言う訳で、急遽小型のCPUクーラーを手配しました。
とりあえず最小構成で組み上げ、動作確認。

CPU:Intel Xeon W3680
CPU Cooler:Noctua NH-U9B SE2
Memory:Crucial Ballistix BL3KIT25664BN1608 x2kit (DDR3-1600 12GB)
VGA:SAPPHIRE Vapor-X HD5870 1GB GDDR5 PCIE
Case:Chenbro SR10969H02
Power Supply:ANTEC TruePower Quattro 1200



原因はわかりませんが、BIOSが表示されるまで毎回10秒以上かかります。
他のR3Eお使いの方、起動時間に関する情報をいただけたら幸いです。

BIOSは"0602"でした。
R3Eでも、問題なくXeon W3680を認識しています。
CPUの各機能も問題なく動作している様です。動作倍率も12倍~63倍まで設定可能です。(実際にその倍率で動くかどうかは別として)

Memtest86+にて異常がない事を確認した上で、OSをインストールしました。

アイドル時
アイドル時

負荷時
負荷時

SpeedStep機能も問題なく動作している様です。
CPU動作クロック、電圧が負荷に応じて変化しています。

Windows Experience Index

CINEBENCH R11.5

Futuremark 3DMARK VANTAGE
3DMARK VANTAGE@Performance Preset
3DMARK VANTAGE@Performance Preset

3DMARK VANTAGE@Extreme Preset
3DMARK VANTAGE@Extreme Preset



しばらく運用してみましたが、困った事に不具合らしい不具合が無く、書くことがありません。

オンボードのJMicron SATA、Marvell SATA、ICH10Rに加えてRAIDカードを導入しても、起動時のバッティング・相性問題が発生しなかったのは流石ですね。
USBブートデバイスの認識も抜かりなく、手持ちのUSB機器で相性・認識問題が発生することはありませんでした。

EVGA X58 SLI Classified(E760)ではエラーが発生して実行出来なかった「Intel SSDのFirm更新」も問題なく実行出来ました。

BIOS"0704"が公開、変更点は「システム安定性の向上」との事でしたので、適用してみました。
適用前から安定していたので、更新後も特に気付いた点はありませんね。

定格運用という事も大きいでしょうが、とにかく素直な仕様、挙動で安心して使えます。
非常に安定していて素晴らしい製品です。


【+評価】

 ・(公式には非サポートですが)Xeonに対応している。
 ・製品初期のBIOSながら、RAIDカードとの相性が発生しなかった。
 ・現時点で約3ヶ月運用しましたが、挙動も素直で抜群の安定性です。
 ・NF200無し仕様は個人的に◎(2種類出れば無し版を買ってた)
 ・拡張スロットの配置、動作組み合わせは良く考えられている。

【-評価】

 ・メモリスロット、CPUソケットの配置はいまひとつ
 ・M/B基板最下段のPCIe用補助電源(4Pin ペリフェラル)はどう考えても場所がおかしい
 ・正直なところ、この販売価格は高すぎる。\40,000以下が妥当。


現時点ではほぼ満点の評価です。
欠点の少ない万能マザーボード。
  • 購入金額

    48,000円

  • 購入日

    2010年05月頃

  • 購入場所

コメント (92)

  • 退会したユーザーさん

    2010/05/27

    私も購入して、昨日組みました!920じゃ勿体無いと思い980XをIYH!
    メモリフックが片方なのはクーラー使う人にはちょっと嫌ですねー
他89件のコメントを表示

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