1989年にセガから発売されたメガドライブ用のアクションゲーム。
本作は、アーケードゲーム『忍 -SHINOBI-』(セガ・1987年)の続編ですが、システム面は大きく変更されており、後の『忍』シリーズの基礎を築いた作品。プレイヤーは、現代の忍者ジョー・ムサシを操り、悪の組織に連れ去られてしまった許婚を救出することが目的です。
基本攻撃は「手裏剣投げ」で、敵との間合いが近いときは「刀」が武器になります。また、4種類の「忍術」も使えます。このように、本作は忍者らしいアクションが魅力だと思いますが、シビアなジャンプが要求される場面も多く、アクションが苦手な方はすぐに投げ出してしまうかも知れません。EASYレベル+手裏剣の無限化(裏技)がなければ、私も途中で諦めています。とは言え、メガドライブ初期における名作の1つには違いありません。
EASYレベル+手裏剣の無限化(裏技)を使えば、第1ステージは簡単にクリアできます
さて、話は変わりますが、本作のタイトル画面では、千葉真一さんが演じた服部半蔵のような忍者(ドラマ『影の軍団』参照)がポーズを決めてくれます。また、ゲーム中においては、デビルマンやゴジラなどに類似した敵キャラも登場します。これらについては、大人の事情(?)のためか、後に『修正版』が発売されて変更されました。そういう訳で、『初期版』と『修正版』との比較も本作の楽しみかたになるかも知れません。また、古代祐三さんが音楽を担当している点も見逃せないと思います。
※2014年01月29日現在、以下のバーチャルコンソールが配信されています。
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購入金額
6,000円
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購入日
1989年12月02日
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購入場所
Schrödingers Katzeさん
2014/01/31
忍者ではなくThe NINJAってな曲なのもポイントは高いような気がします。
ゲストな「そっくりさん」は、ちゃんと版権とって残ってるのもありませんでしたっけ?
千里一歩さん
2014/01/31
調べてみると、サウンドトラックは『THE SUPER SHINOBI & WORKS』(1989年)ですね。「PC-8801で作成された原曲版を収録している」とありました。2009年発売の『忍 MUSIC COLLECTION』では、メガドライブ版の音源も収録されているようです。
Theがつくはどうかは大きいですね。タイトル画面はまさにアメリカ受けしそうなNINJA(忍者)ですがw
本作は、セガの名作アルバム(第9回「ザ・スーパー忍」)で詳しく紹介されていますが、版権モノのキャラ変更についても開発者のインタビューで触れられています(同・該当ページ)。版権的にクリアしているのは、スパイダーマンぐらいですねw
千里一歩さん
2014/01/31
コメントの順番(2番と3番)が入れ替わって申し訳ありません。
Schrödingers Katzeさん
2014/01/31
というか、名作アルバムにも書いてありましたな。いわゆる「忍者」の逆輸入なイメージみたいなことが。
忍者龍剣伝なんかも、結構これに近い感じがしますね。イメージは。
あっちはもっと、忍者アクションっていうか、壁引っ付くとか、飛び回る感じだった気がしますけど。
というか、受けたイメージって、サウンドも含め「狙い通り」だったらしく。
言われてるところは、妙に納得させられたり。
…と、こうすればいいかしら?どこ書き換わったんだろう?って思ったのは秘密。
千里一歩さん
2014/01/31
再投稿ありがとうございます。内容的には特に変わっていません。書き込んだブラウザとは別のブラウザで確認したときに、ちょっと気になった部分を調整しただけです^^;
1990年前後は、忍者だけでなく、日本文化を(ちょっと間違って)主題にしたゲームが多かったように思います。PCゲームでも『HARAKIRI』だったかな? 戦国シミュレーションのはずが、登場武将が時代に合わないだけでなく、すぐにハラキリしてしまうとか、そんなバカゲーに笑わせてもらいましたw