700W 80PLUSという公称スペックですから、ある程度の重装備なPCであっても普通に動かす力はあります。ただ、高性能品というイメージで売ったことから、オーバークロック用途に使うパワーユーザーが使う例が多く、酷使すると案外故障が多いという話もあります。
少し時代を感じるのは、出力700W定格でNVIDIA SLI公式サポート品でありながら、PCI Express電源のコネクター数がやや中途半端な構成となっている点です。6P+2Pが1つと、6Pが2つという構成なのですが、SLI用途には少々心許ないといえるでしょう。ビデオカード1枚であれば不足はありませんが。
私の場合は具体的に用途を決めて買ったのではなく、比較的大出力に対応していて、かつ最低限の構成で運用することも出来るよう、プラグインケーブル採用タイプの電源のストックとして買っておいただけであり、そもそもこの製品への要求はさほど高くないのですが。
各所のレビュー等で弱点としてあげられている騒音レベルですが、これを静音タイプの電源ユニットだと思って買ったとすれば、確かに怒りがこみ上げてくるレベルではないかと思います。少なくとも、私がサブ機用として複数使っている、Antec EA650の方がずっと静かですし、メインPCで使っているSilverstone SST-ST75F-Gと比べてしまえば爆音と言われても仕方のないレベルでしょう。
元々緊急時や動作確認用のためのストック品として購入していますが、満足度が高ければ複数使っているAntec EA650を1つ外してこちらを常用していたでしょう。実際にそうなっていないということは、この製品の満足度もその程度だったということです。購入価格は安かったので、買って後悔したというわけでもありませんが。
-
購入金額
1,980円
-
購入日
2011年04月26日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。