前回に引き続き、空冷での常用限界をさぐるオーバークロック報告です。
※【常用可能】との判断はストレステストの OCCT 1hパスと定義します。
さて、タイトルの通り秋葉原を闊歩していたところ、見たことのないCロットを発見しましたので衝動で2つ購入しました。
というのも、某店店員さんから
「960(i7 960)にはCロットというものがあって、ものすごく数が少ない。オーバークロックで有名な某氏も手に入れば是非まわしてみたいと言っていた」
と、聞いていましたのでCPUが違いますが通常Bロットで販売されているモノとは何が違うのか気になってしまったのです。
まず、一個目ですが、購入後すぐに箱から取り出すと違和感が・・・。
あれ?
「なんかグリスの痕?とか、表面にキズがあるな・・・。」(一枚目の画像参照)
「ん?パッケージデートがウエハー生産からかなり日数があいてるなぁ(941C104なので9年の第41週にもかかわらずパッケージデートは10年の1月11日)」
まさか、CロットってC級品って意味じゃ・・・と、悪い予感がよぎりましたが、ひとまずまわしてみることに。
環境は下記です。
CPU:Intel core i5 650 3.2Ghz(941C104)
COOL:Megahalems+Maguma 1500Rpm*2+LIQUID PRO
MB:ASUS MAXIMUS Ⅲ Formula
MEM:CentryMicro DDR3-1066 1GB*2
VGA:Radeon 5870 1GB GDDR5
PSU:LIANLI Extreme Silent 650W
(前回の670で5Ghz達成までの道のりで、下記設定でOSブートもできない場合はハズレということにしました。)
Vcore1.6v IMC(vtt)1.4V PLL1.9V、クロック5Ghz
そして、1個目は上記設定でOSブートできず。少々盛りましたが、OS起動は可能でも直後に落ちてしまうというハズレ。
ああ、Cロットははぐれメタルならぬ、はぐれクラークなのかとガックリとしたところで、2個目に交換。
すると・・・あっさり、上記設定をパス。さらに5GhzでOCCTもパスしました!
さらに、前回の670よりもより低電圧で動作する気配すらある。
となれば、人柱大好きな僕としては追試をせざるを得ません。翌日、2つおかわりしてきました。
3個目もあっさりとハズレ認証をパス。2個目と同様に5GhzでのOCCTもパス。
おお、これはやはり当たりロットなのかと意気揚々となってきたところで、4個目。
こいつもハズレ認証はパス。 5GhzのOCCTもパスしたのですが・・・やはりおかしいところが。
片方のコアの発熱が異常です。いや、もうひとつのコアの発熱も低すぎる。その差約24度。
グリスの塗り方が悪いのかな?と思い、何度か塗りなおしましたが、やはりこの温度差。
もしかして、Cロットって・・・社内でなにかやったあとにリパッケージしたものなのか?
それとも、Xeonの選別落ち品?(そのせいでパッケージデートが大幅に遅れた??)
ん~3/4で5Ghz常用できる石をつかんでいるので、高耐性ロットと言ってもいいのかもしれませんが、別のところで摩訶不思議なロットです。
謎は深まるばかりです・・・。
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購入金額
16,000円
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購入日
2010年04月06日
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購入場所
ソフマップリユース総合館
退会したユーザーさん
2010/04/11