カセット状のメディアケースの中には、確かにハードディスクらしい金属板が入っている。本体に挿入すると5400rpmまでディスクを回転させるため、スピンアップとシークテストにかなり時間がかかる。熱対策もほとんどと言っていいほど施されていなかったので、長時間メディアを入れっぱなしにしておくと結構な熱さになっていたことを覚えている。
ディスク1枚あたりの容量は2.2GB。今ならば同じ容量のUSBメモリが500円で買えるが、当時は640MBのMOが主流で、GB単位のリムーバブルディスクは非常に珍しかった。
でも、このORBは、非常に動作が不安定で、ちょっとでもカセットを乱暴に扱うとすぐにアクセス不能となって貴重なデータが消えた。しかも、メディア1枚当たりの価格が数千円と高く、フロッピーディスクのように何十枚も買いだめしておくことができなかった。
結局、本体は早々に店頭から姿を消し、メディアもやがて取り寄せ品扱いとなり、まもなく入手不可能になった。その間、およそ半年~1年程度ではなかったかと思う。
今は本体はガラクタ箱で隠居生活、メディアはケースに入れた状態で外付けHDDの土台となっている。今までに買った周辺機器の中で、買ったことを後悔させてくれた唯一の製品だった。あと10年も経てば、骨董品として高く売れるのではないかと目論んでいるのだが・・・・・。
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購入金額
15,000円
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購入日
1996年頃
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購入場所
ヨドバシカメラ
しょぼさん
2009/11/30
GORO助さん
2009/11/30
やっぱりご存じの方がいらっしゃったのですね。
ものすごく短命な製品でしたよね。全然ヒットしなかった・・・・・。(´・ω・`)
かげちゃんさん
2010/04/24
かげちゃんさん
2010/04/24
MOも既に消えかけている気がしますが、どのメディアが生き残るかはなかなかギャンブルです。
ZIPも2.88MB FDも普及しませんでしたね。
GORO助さん
2010/04/24
・・・・私、未だにZIPドライブって見たことないんです・・・・。
flammulinaさん
2010/04/24
GORO助さん
2010/04/24
かげちゃんさん
2010/04/24