パーツの検証をしようと思って今回はCPUグリスをしこたま買い込んできましたw
その中で「GELID GC-EXTREME」を紹介したいと思います。
■特徴
[粘度]
・粘度が高く、柔らかくて、ヘラにくっつく。
グリスそのものは柔らかいのですが、ヘラで伸ばす際にヘラにくっついて伸びる感じなので、均等に薄く塗るのは少しコツがいるかと思います。普通にやると所々隙間がでる感じになります。
ヘラが付属でついてくるのにヘラは使わない方がいいです。
恐らく、このヘラを使うとデコボコになると思います。
このグリスの場合、ヘラで伸ばすよりは破棄するキャッシュカードなどを使って横一線にグリスを引いて、その上にカードを乗せて、少し力を入れてゆっくりと下へスライドさせると綺麗に均一に塗れます。
気をつけないといけないのは、粘性が強く伸びやすいのであまりたくさんつけると、ヘラの場合でもカードの場合でもうにょーんと糸ができるように伸びるので、CPUの裏面にくっついたり、変な所にくっついたりする場合があるので、ゆっくりと作業することを進めます。
[ 検証時のパーツ構成 ]
CPU:Core i7 920
CPUクーラー:PROLIMA TECH Megahalems Rev.B
M/B :EVGA Classfied3 E770
メモリ:SMD-6G88NP-16F[HYPER]-T
ビデオカード:R5670 TwinFrozr Mini 512
SSD:Intel X25-V SSDSA2MP040G2R5
光学ドライブ:バルク DVD-ROM
ケース:CoolerMaster Test Bench V1.0
OS:Microsoft Windows XP Home 32bit
[ 検証結果 ]
僕の持っている手持ちのグリスを一通り試してみることにしました。
以下、検証に使ったグリスです。
・Scythe GELID GC-EXTREME
価格:平均1280円」
塗りやすさ:やや塗りにくい
入手性:良
・Thermlright Chill Factor 3
価格:平均1459円
塗りやすさ:塗りやすい
入手性:良
・Thermal Elixer SCYTE-1000
価格:平均1459円
塗りやすさ:塗りにくい
入手性:やや難
・ZALMAN ZM-STG2
価格:平均1101円
塗りやすさ:やや塗りにくい
入手性:良
○Core i7 920を4.0GHzにオーバークロックしてテスト
※オーバークロック時の設定
■動作クロック :4.00GHz
■BCLK :201
■CPU倍率 :20
■QPI V :1.25V
■Vcore :1.24V
■Vdimm :1.65V
■メモリ :SMD-6G88NP-16F[HYPER]-T
■DRAM Frequency :1600MHz
■DRAM Timing :7-7-7-20
■HTの有無:有
■室温 :25度
・Scythe GELID GC-EXTREME
『アイドル時』
Core1:45
Core2:44
Core3:40
Core4:44
『Prime実行時』
Core1:75
Core2:70
Core3:73
Core4:70
・Thermlright Chill Factor 3
『アイドル時』
Core1:45
Core2:45
Core3:42
Core4:44
『Prime実行時』
Core1:75
Core2:70
Core3:73
Core4:69
・Thermal Elixer SCYTE-1000
『アイドル時』
Core1:47
Core2:43
Core3:44
Core4:47
『Prime実行時』
Core1:74
Core2:70
Core3:73
Core4:69
・ZALMAN ZM-STG2
『アイドル時』
Core1:47
Core2:44
Core3:44
Core4:48
『Prime実行時』
Core1:77
Core2:71
Core3:71
Core4:75
検証データの結果から、「Scythe GELID GC-EXTREME」「Thermlright Chill Factor 3」「Thermal Elixer SCYTE-1000」の三つの熱伝導効率は互角と言えるかと思います。
そうなってくると後は、塗りやすさ、価格、入手性などが購入の分かれ目となるかと思います。
ZALMAN ZM-STG2は、この3製品の中との比較ではアイドル時で+1度、Prime実行時で+6度の差があり、圧倒的な差をつけられていると言えるますね。
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購入金額
1,281円
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購入日
2010年11月14日
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購入場所
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