マイクロタワー型のベアボーンの中に搭載されていました。
【メーカー/型番】DTK Computer / 型番不明(TAM-0092PS?)
【チップセット】SIS530/SIS5595
【Socket/Slot】Socket7
【対応CPU】FSB66~133MHz、CPUコア2.0~3.5Vのintel、AMD、Cyrix他のCPU
【メモリスロット】DIMM×3
【拡張スロット】PCI×2、ISA×2、PCI/ISA×1
【主なオンボードデバイス】サウンド、VGA、USB×2、IDE(ATA66)
【フォームファクタ】M-ATX
【リリース時期】1999年頃
DTK Computerは耳慣れないメーカーかも知れませんが、現在もノートPCのベアボーン等を作っています。当時SOTECを台頭とした10万円パソコンにショップブランドが対抗する為に、PCChipsのBK810等の格安ベアボーンが出回っていました。本機もその類の製品に搭載されていたものです。
SIS530はintelのi810よりも早く登場した、Socket7対応の3D対応のグラフィック統合形のチップセットです。Socket370対応のSIS620とほぼ同等の機能を備えています。SISも何故か緑色のヒートシンクが多かったです。
内蔵のグラフィックは当時出回っていたスタンドアロンのグラフィックチップのSIS6326相当ですが、このチップ自体の描画も遅いうえ、当時のSISのチップセットはメモリアクセスが遅く、そのメモリからUMA方式でVRAMを確保していた為、2Dのスクロールが遅く3Dだとテクスチャが正常に描画されない上に実用にならない速度でした・゚・(つД`)・゚・
ただ、VRAMが最大で8MBの範囲で確保できる為、それなりに解像度をあげてもフルカラーで表示できました。まあ、当時の廉価PCはインターネットができることが最大のウリなので問題なかったのでしょう(^^; その証拠に当時のNEC、富士通、日本IBMの3強がK6-ⅡとSIS530搭載マシンを発売して大ヒットしています。(サウンドもESS Solo-1で統一でした)
ちなみにSIS530は市場に最も早く登場したUltraATA/66対応のチップセットをだったりします。しかし出た当時は80芯のケーブルが高く2000円くらいしたので買いませんでした(^^;
当時のインテル系とは違い、FSBとメモリの非同期にできるのが特徴で、FSB100MHzのCyrix MⅡを使いながらPC-66の余ったメモリが使えたので便利でした。性能は下がりますが当初からサブPCなので(゚ε゚)キニシナイ!状態でした。当時のM-ATXでは珍しいDIMMソケットが3本あったのも良かったです。
サブマシンとしてバリバリに使い倒しました。十分に元は取ったぞ(^^;
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購入金額
9,999円
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購入日
2000年頃
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購入場所
ヤフオク
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