ファンコントロール機能の他に温度計測機能にもこだわり、
VFD表示のものはすぐに寿命が来て暗くなってしまったのでLED照明にこだわり、
消費電力計測ができるものは使いにくくて早々に手放し・・・・。
中にはこんな変わり種もありました。
↑ただこれはファンコンとしては使いませんでしたが・・・・。
↑これはLED照明なのに、なぜか表示が徐々に暗く見えなくなり、
LEDを追加してみたら容量オーバーで基板ごと燃えました。(笑)
先日、サーマルティクの型落ちのファンコンを新調したのですが、
運悪く初期不良品でファン回らず。
交換して貰ったのは良いのですが、改めて使ってみたらやはり故障してました。
何度も交換するのも面倒くさくなり、
結局は温度計測機能なんていらないんじゃないかということに気付き、
気を取り直して長く使えそうなシンプルなファンコンを探したらこれにたどり着きました。
結論から言うと、最初からこれを買っていれば良かったなと思います・・・・・。
前置きが長くなりました。
概要を書きます。
前面パネルはアルミ製でヘアライン加工。
非常に厚みがあって質感は上々です。とても高級感がありますね。
シンプルなデザインが好きな方にはお勧めです。
ファンコネクタは1~2chが白、3~6chが青色に色分けされています。
ケーブルもそれぞれ違う物を使用します。
ここがこの製品の一番わかりにくいところはここではないかな、と思います。
写真1に配線図、写真2・3にケーブルを示しますが、要はこういうことです。
●1~2ch
ケーブルの先が2又に分かれており、一方は3ピン、もう一方は2ピン仕様になっています。
3ピンの方をファンコン本体に、2ピンの方はマザーボードのファンヘッダに接続します。
このファンコンに回転数表示はありませんが、
LEDの色が変わることで回転数の目安を付けることが可能になっています。
そのため、回転数検知のため3ピン仕様となっているわけです。
一方、マザーボードのファンヘッダには、
電源を取る目的ではなく、回転数をマザーボードが検知できるようにケーブルを繋ぎます。
これにより、BIOSやソフト上で回転数を監視することが可能になるわけです。
これはなかなか親切な機能ではありますが、1・2ch限定となっているため、
ファンが止まると困るCPUやGPUといった重要な箇所に絞って使うことになるでしょう。
●3~6ch
こちらは通常通り、ファンからのケーブルをそのまま繋ぐことになります。
前記の通り、回転数を検知してLEDの色で表示することが可能になります。
ただし、その仕様上、2ピン仕様のファンの場合はLEDが点灯しないので注意が必要です。
(2ピン仕様のファンでも回転数制御は可能です。)
写真1:配線図(外箱に印刷されています)
写真2:1~2ch用のファンケーブル
写真3:3~6ch用のファンケーブル
ちょっと気になった点
●ボリュームがぐらつく
ほんのちょっとです。前面パネルの穴が少しだけ大きいので、ボリュームの軸がぐらつきます。
気になる人は気になる、という程度です。
●LEDの回転数表示
回転数、というか、実際には色が変わるだけなのですが、
最初は回転数に応じて色が青から赤にシームレスに(徐々に)変化していくのかと思っていました。
しかし実際は、回転数があるところまで上がるとLEDがカチッと赤に切り替わります。
つまり、低回転=青、高回転=赤、という判別しかできないわけです。
そういう意味では、LEDがあっても回転数の目安とはなりにくい気がします。
ファンが回転しているときは常にLEDが点灯しているので、
LED消灯=ファン故障 という判断は可能ですけどね・・・・。
まあ、それでもLEDは見た目のアクセントにはなるので、デザイン上は効果的です。
●PWM対応4ピンが接続できない
ボリュームが装備されている時点で、本製品がPWM非対応であることは理解できますが、
付属のファンケーブルが3ピン用であり、4ピン仕様のファンが接続できない点は少々残念です。
私の場合はCPUクーラー付属のファンがPWM仕様であったため、ケーブルが刺さりませんでした。
仕方なく、干渉する部分をカットして接続しました。(写真4・5)
写真4:このままでは4ピンケーブルが挿さりません
写真5:仕方なくカットしました
余談ですが、5インチベイの狭いGS1000でもこのファンコンは難なく収まりました。
同じメーカー製ですので当たり前といえば当たり前ですが、
もしこれで入らなかったらZALMANに文句いってやろうかと思いました。(笑)
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購入金額
4,780円
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購入日
2010年10月頃
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購入場所
PCワンズ
ひろひさるさん
2010/12/21
自分もこのファンコンを愛用しています。
GORO助さんと同じく、数々のファンコンを経て辿り着きました。
回転数が瞬時に解らない事や、各部の温度が見れないのは不便にも感じますが、
造りがシッカリしてて安心感があるのが最大の魅力ですよね。
GORO助さん
2010/12/21
お久しぶりです。
目の毒なのでしばらくパソコンはいじらぬようにしてました。(笑)
登録しようとして検索したらひろひさるさんの記事があったので読みました。
今までディスプレイ付きの派手なファンコンばかり漁っていたので、
このような地味なファンコンはかえって新鮮味がありますね~。
なかなかしっくりくるデザインで飽きがこないですしね。
私はシビアな冷却が必要になるようなOCはしない(スキルもない 汗)ですし、
CPU・HDD・VGAなどの温度はソフトウェアで監視しているので、
そもそもファンコンで温度を測る必要があまりないことに気付いたんです。
温度センサーがないぶん配線もスッキリしてまとめやすいですしね。
ファンコン放浪の旅はこれでやっと終焉を迎えた感があります。
次は何を求めて放浪しようか・・・・(笑)
いやいや、放浪する金も時間もないんだ。やる気だけはあるけど・・・・。