グリーンハウス製のPCIe(x1)接続型(e)SATA拡張カード。内部にSATAx2、外部にeSATAx2を備える。ただし最大使用可能数は4つのうち2つまで。
本製品の特長はSATAとeSATAを切り替えて使用可能であること。基板上のジャンパピンを差し換えることで切替を行い、SATAと eSATAの混合使用も可能である。
[使用環境](一部省略)
(本レビュー執筆時点での環境です)
CPU:Intel Core2 Quad Q6600 G0ステッピング
M/B:ASUS P5K Pro
メモリ:Pulsar DCDDR2-4GB-800 x2
グラボ:ASUS Nvidia 7900GS
HDD:WD6400AAKS(システムドライブ)
HDD:WD10EADS・HD103UIなど(本製品と接続)
内部電源:Seasonic SS-650HT
外部電源:ACアダプタ(UD-505SA付属品)
Sound:玄人志向 ENVY24HTS-PCI
拡張1: PLANEX PL-SA103PE
拡張2: グリーンハウス GH-PEX-ESA2 (本製品)
[結論]
単純にHDDを接続してデータの読み書きをするのに全く問題なし。細かな部分に不満はあるが(後述)、比較的安めな価格に納得。
[良い点]
この手の拡張カードには珍しく、SATA(x2)と eSATA(x2)を合計2ポートまで自由に選択できるようになっています。内蔵HDDを裸族のアパートに設置して、SATA-eSATA変換ケーブルで使用している私にはとても便利な製品です。今の時点で必要な種類のコネクタを選択できるので流用もしやすいですね。
eSATA対応機器を所有していない方も、現在は内蔵SATAで使用して将来的にはeSASTAで使用するといったこともこれであれば出来ます。現在はeSATA接続機器というのが一般に普及していませんが、今後増えていくと思いますよ。eSATAはUSBのようにSATAからの信号変換ロスがないので安定性、高速性ともに期待できますからね。
価格が競合製品よりも安めなのも良い点ですね。といっても500円程度しか変わりませんので、お金に余裕のある方は他の物でも良いと思います。
[悪い点]
良い点のある製品ですが、もちろん悪い点も存在します。今回は2つ悪い点を述べたいと思います。
1つ目はこの製品においてSATAとeSATAの切替が拡張カード上のジャンパピンで行われることです。私は頻繁に切り替えを行わないのであまり気にはならないのですが、切り替える度にM/Bから本カードを引き抜き、ジャンパピンを差し換えるという作業はやはり面倒です。ソフトウェアから切り替えられると便利だと思うのですが、安価な製品ですのであまり文句も言えないですね。
そして、この製品にはこのジャンパピンの切り替えをさらに面倒にしている要因が存在します。それはジャンパピンの差し込み位置を知らせるマニュアルの出来です。付属のマニュアルにはジャンパピンの差し込み位置が図解されているのですが、それが意味不明なのです。私は基板上のシルク印刷を頼りに設定を無事にできましたが、人によってはここで困ったことになるでしょう。
2つ目は本製品の(e)SATAコネクタにはHDDしか接続できないということです。メーカーHPにそのように記されていました。実験していないので実際には使用できるかもしれませんが、何かしらの目に見えない不都合でデータが失われたら大変ですので、私はHDD以外を接続しないことをお勧めします。
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購入金額
2,595円
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購入日
2009年02月04日
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購入場所
コンピュエース
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