当初は単に録画できれば良いと思っていましたので、Atom 330を搭載するIntel D945GCLF2で組んでいたファイルサーバーに装着して録画していました。ただ、TSファイルをそのまま置いておくとHDD容量を圧迫するため、すぐに内容さえ見られれば良い番組については解像度を落として適当にエンコードするようにしました。
するとDLNA配信を行う際にAtomではトランスコードに必要なCPUパワーが得られないことに気付いたため、マザーボードをIntel DG41MJに、CPUをPentium Dual-Core E5200に入れ替え、DLNA経由での視聴に困らない程度の性能を確保して使うようにしました。
ただ、理想としてはエンコードをいちいちメインPCで行うのではなく、このファイルサーバー上で仕掛けておけばそのうち終わっているという状態にしたかったため、DG41MJのCPU強化を試みたのですが、Core 2 Quad Q8400は非対応CPUということで起動不能でしたし、Core 2 Duo E8400では発熱は上がったもののエンコードが素晴らしく快適になるというほどの性能は得られませんでした。
PT2自体は、PCI Express対応の後継製品PT3よりも完成度が高く良いボードだったと思うのですが、32bit PCIスロット用のボードであったことが大きな弱点となっていました。私のように録画専用のPCをMini-ITXマザーボードで組もうとすると、LGA775またはSocket AM2対応のCPUが上限となってしまうのです。
この問題を何とかするためにShuttle SH55J2を入手したのですが、なぜか私の手元のSH55J2ではPT2が正常動作しなかったため、これも頓挫。現在のファイルサーバーはLGA1155環境に移行していますが、これはPT3が発売されたことが大きく影響しているといえます。
PT3を実際に使ってみて、やはりPT2の完成度の高さを実感します。設置スペースに余裕がないため難しいところではありますが、DG41MJのCPUをPentium Dual-Coreに戻して、録画専用のPCをPT2で改めて組み直しても良いかと思うほどです。
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購入金額
16,800円
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購入日
2009年10月10日
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購入場所
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