フィギュアスケートで音楽を流しながら練習する機会は多くはなく、貸切練習で施設の館内放送を使うか、誰がポータブルスピーカーを持って併走するしかなかった。
そこで本機を使い、一人でも音合わせできるようにと考えたわけだ。
注意してほしいのは、これを大音量で使った場合、周囲のスケータに気がつかず、事故を起こしてしまう可能性が高い。
長女にはギリギリ聞こえる音量か、誰もいない朝だけの使用を限定させた。
この使い方ができるということから、本機がコンパクトで軽いということが分かるだろう。
ネックバンドタイプも可能かもしれないが、スピンやジャンプすると振り回されるためカナル型イヤフォンタイプの本機より取れやすいかもだろう。
イヤーパッドも3種類付属するため、耳にギリギリ入る大きさの物を使わせ、外れにくくしている。
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本機のカナル型イヤフォンは、実に良い音を出してくれる。
これは、大きなドライバーを採用して斜めにし、その端にカナルを付ける形をしている。
通常のカナル型イヤフォンでは、ドライバが小さくなり、低音域の出力が弱く、全体的にチープな音になりがちなのだか、本気の場合は大型ドライバーのおかげでパワフルに再生してくれる。
これを聞いてから、自分用にも高性能イヤフォンが欲しくなってしまった。
ケーブルが短いが本体を胸ポケットに入れるためだろうし、延長ケーブルも付属しているのだが、賛否両論あるだろう。
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最近のプレーヤーなら当然だろうが、本気にはカラー液晶ディスプレイが搭載されている。
ただし、小さい上に解像度も低いため、見やすいとは言えない。
ここには、曲の曲名やアーティスト名、ラジオであれば局番などが、表示される。
また、登録していれば、アルバムアートも利用できる。
必要ないかと思っていたが、アルバムを探す時にジャケットがあるだけでずいぶん探しやすい。
このアルバムアート、登録が面倒なのだ。
ソフトから登録する際、ただ登録したのでは、表示されない場合がある。
この場合は、画像サイズを小さくして登録できる可能性が高い。
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トータル的に見ると、小型ながらパワフルな再生能力と、プレーヤーとしては問題ない。
ただ、曲などを本機に入れる場合、専用ソフトがインストールされたPCから転送する必要があり、ユーザースキルの敷居を上げている。
昔ポータブルプレーヤーと言えばウォークマンだったが、今やアップル社を筆頭に完全に押されている。
もっと注目を集めても良さそうに思えるのだが、当時との違いは要求するスキルの低さではないだろうか。
ソニーもそういう点を立ち返れば、もっとシェアを伸ばせると思うのだが。
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購入金額
14,800円
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購入日
不明
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購入場所
退会したユーザーさん
2011/07/16
iPodとは違う路線で進んでいけば、Walkmanにもまだ市場はありますよね。
もっと早くにmp3やDRMなし音源に対応していたら。。。と日本人としては大変残念です
蒼-aoi-さん
2011/07/16
もう少しオープンな感じにして欲しいところですね。