中古で購入したiPod Touchです。すでにサポートから外れているからか安価でした。
スティーブ・ジョブズがまだ生きていたころのApple製品なので、彼の現実歪曲空間を感じさせるデザインです。現行モデルと違って Dock ケーブルを使用します。
ファームウェアは iOS 4.2.1 で、第2世代 iPod Touch ではこのバージョンが最終です。今のバージョンと違って様々なものがありませんでした。たとえば、Siriを搭載していません。iPhone 4sより前に出た製品ですのでそれは仕方ないかもしれません。逆に、株価アプリなど私にとって不必要なものまでついているのはご愛敬ですが……
それでも、ポータブルオーディオプレーヤーとして割り切った使い方をするなら、32GBという容量は有り余っているといえるでしょう(Appは特に入れていません)。私のミュージックライブラリには1200曲以上あり(多くはiTunes Storeで購入したものですが一部CDからインポートしたものもあります)、それなりの容量が必要ですが、この32GBモデルの場合まだ4分の3は余っています。
購入時点で電池は切れており、Dockケーブルで充電する必要がありました。また、日付もリセットされており1970年1月1日の日本時間午前9時(すなわち (time_t)0)になっていました。
個体の特徴なのかもしれませんが、iTunesに接続し、同期しようとすると必ず最後に「不明なエラー(13014)」が出ます。同期自体は正常に行われているようですが、謎です。再起動したりComodo Firewallの設定を緩和したりしましたが直りません。
また、音楽ファイルは何の問題もなく同期できるのですが、写真を同期しようとすると今度は「不明なエラー(-54)」が出て、今度は全く同期できません。100~200程度ずつなら正常に同期されるようですが、100枚程度でも失敗したり、800枚程度でも成功するケースがあったりと、全くよくわかりません。ちまちまと同期させるのは面倒ですが、どうやらそうするしかないようです。
スピーカーが付いていますが、お世辞にも良い音とはいえません。正弦波のテストデータを再生したところ、ある程度の音量でも歪みがはっきり聞こえます。また、ヘッドホンと違って内蔵スピーカーはモノラルなのでステレオ逆位相の正弦波(テストデータ)を再生しても何も聞こえません。携帯音楽プレイヤーで音楽を聴くのにわざわざ内蔵スピーカーを使う人はまずいないでしょうから(それでは周囲の迷惑です)スピーカーからたとえまともに音楽が鳴ったとしても意味がありません。内蔵スピーカーの音質が悪くてもこれはこれで合理的と言えます。
一方、外部アンプを使わずヘッドホン(SHE9710)で再生したところ、同じアップルの後の製品であるiPhone 5cと比べて16Ωヘッドホンでも音割れを感じさせません(5cはパワー不足が目立った)。もとよりiPhoneはその名の通り電話であるのに対しiPodは音楽プレーヤーです。これがiPhone並の音質だったらアップルの顧客がソニーに流れていたことでしょう。
結論としては、中古の型落ち品だろうと割り切って使う分には問題ないといえます。
-
購入金額
4,104円
-
購入日
2016年10月07日
-
購入場所
ソフマップ日本橋店
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。