深浦康市先生が書かれた最前線シリーズの原点とも言えるこの本は、1990年代までに流行した大まかな将棋の定跡が圧縮されて掲載されています。
僕自身の将棋のレベルアップにこの本は非常に役立ちました。
理由としては
1.大まかな「形」を覚えることができる
2.方針が分かりやすい
3.ジャンルが広い
を挙げることができます。
将棋の戦法はかなりの種類があるんですけれども、この本を読めば8割ぐらいはカバーできるのではないでしょうか。
奇襲戦法は載っていませんが、振り飛車/居飛車共にほぼ必要な「形」が収録されていて大変お得です。
テーマは全部で50。これを覚えれば、将棋の観戦も結構楽しめるようになります。
んが、最近のプロの将棋は大分レベルが高くなってしまって(笑)、この本の内容よりさらに深いレベルで勝負が行われています。
特に序盤の進化が目覚しくて、本書の内容が若干古くなっています。
それがとても残念ですね……。
でも、名著です。間違いなし。
写真を見るとおり、結構ぼろぼろです(^^;;
大分読み込んでいるので、しょうがないですよね。
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購入金額
1,470円
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購入日
2000年頃
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購入場所
どこかの本屋さん
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