ダウンロードコンテンツに興味はありませんが、ノンインターレス化されていると言われている液晶パネルに興味があり実際に確認してみたいというのも購入理由のひとつです。
●PSP go(PSPS-N1000 PB)
ダウンロードコンテンツに特化したPSP-3000の機能強化版として投入されました。基本的にはPSP-3000と同等ですが、新たに16GBフラッシュメモリ、Bluetoothを本体に内蔵。サイズこそ小さくなっていますが画質の向上したノンインターレスの液晶パネルを搭載しています。
”すでに所有しているUMDソフトがプレイできない、ダウンロード版のソフトのタイトルが少なすぎる”などの問題点がユーザーに受け入れられずに苦戦することになりました。
発売当初の希望小売価格は26,800円でしたが価格改定で16,800円に値下げされています。
●付属品
付属品は「PSP go本体、ACアダプター、専用USBケーブル、CD-ROM、説明書類」。(写真2)
ACアダプターは付属の専用USBケーブルとセットで使用します。
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●液晶パネルについて
本体の小型軽量化のため4.3型からやや小さい3.8型の液晶パネルに変更されています。視野角と発色はPSP-3000と同等レベルで、解像度は480x272ピクセル。噂のノンインターレス化は本当のようです。ダウンロードコンテンツ用のゲームは所有していないのでXMBや動画ファイルでの確認ですが、黒い横線は入いってません。なかなか良い感じです。
自分で購入したものや友人が購入したものを含めて、PSP-3000・PSP goでは液晶パネルのドット抜けに遭遇していません。PSP-2000ではかなりの確立でドット抜けに遭遇していたので(偶然かもしれませんが)新型の液晶パネルは品質も向上している(または選別基準が厳しくなっている)のかもしれません。
●操作性について
本体が非常に薄く、キーレイアウトも最悪、そしてボタンはストロークが浅い・・・とてもゲーム向けの作りではありません。
社外品にアタッチメントグリップが販売されているので多少の操作性向上は期待できますが、アナログキーの位置の関係でMHPシリーズのプレイは厳しいかも知れません。(MHP 2nd Gのダウンロード版が配信されているようです。2010/03/18~。価格1,600円)
デザイン優先のためか操作性が犠牲になっているのは頂けません。この点も不人気に加速を付けていると思います(^-^;
対策としてBluetooth接続でPS3のコントローラーを利用することが可能となっています。PS3コントローラーはゲームアーカイブスでも利用可能で”L2、R2、右アナログ”もキーを割り当てることが出来ます。ゲームをプレイするならPS3用コントローラーは必須アイテムになりそうです。
●モニター出力について
PSP-2000から搭載されたモニター出力機能を搭載しています。モニター出力を利用するには別売りの専用ケーブルが必要になります。(PSP-2000/3000用のモニター出力端子とは互換性はありません。)
モニター出力と充電は同じ端子を使用するのでモニター出力中は充電できない、又は充電中はモニター出力できません。専用クレードルを購入すればモニター出力しつつ(別売りの)PSP-1000/2000/3000用ACアダプターが利用可能です。
●本体サイズについて
液晶の小型化もありますが閉じた状態でPSP-2000/3000とくらべるとかなり小さいです。(写真3)
本体重量はUMDドライブの廃止と軽量化で158gと非常に軽量になっています。
●スライド機構について
スライド機構を備えているので持ち運ぶのは楽です。動画鑑賞時やPS3のコントローラーを使用してゲームをプレイする場合には閉じた状態で利用することができます。
オプションで閉じたときに”スリープモードに入るか、通常(XMBなら時計画面、ゲームや動画再生時などは動作を継続)”かを選択できるのも良い感じです。
●PSP go特有の機能
ゲームスリープ機能が実装されているので、PS3のようにHOMEボタン(PSボタン)でゲームを一時中断してXMBの操作が可能になっています。プレイ中のゲームを中断させて他のゲームをプレイすることも可能です。
●気になった点
気になった点をまとめてみました。
<スライド機構について>
動画を再生し閉じた状態にしようとするとL/Rボタンに触れてしまうので動画が切り替わってしまうことがあります。オプションでL/Rボタンでの動画スキップを無効にする事もできますが、便利な機能なので微妙です。
<バッテリーについて>
XMBのPSP本体情報(FW 5.70)でバッテリーの残量のパーセント表示が出来なくなっています。FWの更新で改善する可能性ありますがこの点についてはかなり不満です。(FW6.20、6.35ともにバッテリー残量表示は追加されませんでした。)
公式サイトにもバッテリーの容量の記載はりません。非公開のようです。”PSP-3000と同等”とのことですが本体サイズからして容量は少なくなっている可能性が高いです。分解レビューをチェックしてみたところバッテリーの容量は930mAhの記載が確認できました。1200mAhから22%ほど容量ダウンしていますからバッテリーの持ちが悪いような感じがしていたので納得です。
バッテリーについてはユーザーの手で交換は不可能。バッテリーが痛んできたときはメーカー修理での対応となるようですので修理代(価格)が心配です。
<外部メモリ用スロットについて>
外部メモリ用スロットは小型の”メモリースティック マイクロ (M2)”に変更されています。その為従来のMS Douは利用できません。本体内蔵メモリを利用可能ですから無理にメモリースティック マイクロ (M2)を購入する必要性は無いのですがスペース的には余裕ありそうなので残念です。
●外部コントローラー使用について
PSP goにPS3のコントローラーを接続してみました。方法はとても簡単ですが・・・
(1)PS3の本体が無いと設定できない。
(2)PSP goに接続設定したコントローラーをPS3に接続してしまうとPSP go用として再設定が必要
という二つの問題点がありますのでPS3とコントローラーを兼用するのは不便かもしれません。
PS3初期モデルに付属のコントローラーを使用して接続を試してみたところ、問題なくい操作可能でした。ゲームはプレイしていないので何とも言えませんが本体のボタンを使うより50倍(当社比)は操作性が向上すると思いますw
一つだけ気になったのは、PS3のコントローラーのボタンがへたっているのか時々○ボタン(と思います)が勝手に押されて動画再生が一時中断してしまうことが数回ありました。
PS3のコントローラーにPSP goを取り付けることが可能な便利アイテム”PSPgo用コントローラホルダー”を登録しました。気になる方はチェックしてみてください。
●感想
”この値段なら16GBのMS Duoを購入したと思えば格安だ!”と勢いで購入してしまいました。液晶パネルは噂どうりノンインターレス化されていて良い感じでしたが、従来のPSPシリーズと比べてしまうとかなり小さいので気になる人も多いと思います。加えて操作性の悪さとUMDソフトが利用できないという問題点があるので微妙な状況です。SONYはPSP Goのダウンロードコンテンツの追加を予定しているとのことですので、今後に期待でしょうか。
専用クレードルの購入は必須になりそうなので本体価格+3,800円の出費は確定になるのは痛いですが、16GBのフラッシュメモリを内蔵しているので動画や音楽をメインで楽しみつつゲームもプレイするという用途ならお買い得感は高いと思います。
<2010/12/14>
・「本体サイズについて、スライド機構について、PSP go特有の機能、気になった点」を追記しました。
<2010/12/16>
・「外部コントローラー使用について」を追記しました。
<2011/01/22>
・FW6.20とFW6.35のバッテリー表示についての追記、誤字修正、その他のコメント追記などを行いました。
<2011/03/01>
・・ゲームアーカイブスとバッテリーの容量について追記しました。
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購入金額
10,500円
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購入日
2010年12月頃
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購入場所
anzuさん
2010/12/13
daiyanさん
2010/12/13
Sheltieさん
2010/12/14
1万円で16GBメモリ内蔵ですから十分ありですよね。価格改定がはいっても売ないので中古も値下げされているみたいです。どのお店も中古なら11,000円前後になっているので多少の傷などが許せるなら(ドット抜けも確認できますし)お勧めです!
Sheltieさん
2010/12/14
なんだかPSP買うのが宿命になっています・・・(>_<)
まじめな話、16GBのMS Duoを一枚購入しようかと検討していたので、その分を差し引くと本体価格は6,000円前後なので、今後力を入れていく(仮)というSONYの事を信じて先行投資ということでw
ネイエフさん
2010/12/14
意外と価格コムでは評判悪くなくてびっくりしましたw
しかしやはりマイナス面目立ちますねぇ…
でもやはり一番きついのはUMDメディアが使えないところでしょうか
ダウンロード購入でつまらなかったら売ることができないのは非常に痛いです
Sheltieさん
2010/12/14
PSP goはハードの作り込みの方向性がユーザー主体ではなく、メーカー(開発者)主体になってしまった典型的なダメな例と言えると思います(^-^;
ダウンロード販売は確かに中古で売れませんし、タイトル自体も少なすぎますから厳しいですよね。
機能は良くても使いにくい(ダウンロード販売や操作性、充電とモニター出力の兼用問題など)のでは売れませんよね。価格改定でスタートラインに立ったというのが現状かもしれません。
泉さん
2011/01/10
なんでも、インターネット環境がないというから…
何とも悲惨な結果
Sheltieさん
2011/01/10
説明してもらえないとPSPというネーミングからダウンロード専用と知らずに購入してしまう可能性ありますよね。
自分の購入したお店では、店員さんから「こちらはダウンロード専用となりますのでUMDは・・・」と説明を受けました。お店ごとの対応次第なのかもしれません。
和屋さん
2011/01/29
Sheltieさん
2011/01/29
去年の12月までは不人気機種でしたので1万~1.2万円でどのお店でも見かけたのですが、最近は急に人気がのか値下げで処分されたのか不明ですが中古も新品も在庫見かけなくなってしまいました。
モンハン効果でノーマルの本体も販売しているの見かけないですし、数ヶ月まででは考えられない状況ですよね(^-^;