MS-DOSで運用していたデータですから、多くはWindows時代には使わなくなったものですが、ごく一部必要になるデータも残っていたため、それらの読み出し用にMOドライブが必要になることがありました。
特にPC-9800系ではCD-R以上にMOを使っていましたが、構成上の都合でMOドライブを内蔵する余地が無く、外付け出来るMOが必要になっていました。
これ以前にはSCSI接続のMOを外付けで使っていたのですが、せっかくUSBインターフェースを装着していましたので、必要なときにだけ手軽に接続出来るUSBタイプのものが欲しいと思い、買ってきたのが本機でした。未チェックジャンクが手ごろな価格で手に入ったからという部分も大きいのは間違いありませんが。
ドライブ本体は、当時のアイ・オー・データ製品で広く採用されていた、iCONNECTに準拠したものです。ドライブ側にはアンフェノールハーフピッチのコネクターが用意されていて、そこにUSB-iCNというUSB-iCONNECT変換アダプターを接続することで、USB1.1接続のドライブとして機能するというものでした。別売品で用意されていたアダプターのUSB2-iCNシリーズを使えばUSB2.0接続に、1394-iCNシリーズを利用すればIEEE1394接続に、それぞれ変更することが出来ました。
本機は1.3GBのGIGAMOに対応していましたが、前述の通りMS-DOS時代の資産を中心に運用していましたので、多くの場合は540MB以下のメディアを使っていて、真価を発揮させることは無いままでした。
iCONNECT自体もなかなか面白い規格だったとは思うのですが、IDEの信号をそのまま外に出して、そこに変換アダプターを接続させるという規格であり、SATA時代にはそぐわないためか消滅してしまったようです。
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購入金額
980円
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購入日
不明
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購入場所
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