以下、特徴と感想を述べます。
【マグネシウムボディ】
撮像素子の大きさは、フルサイズの1/4なフォーサーズですが、キヤノンのフルサイズ機と同等の重量があり、正直重いです。その分、キヤノンでは望み得ない堅牢製とシャッターフィールを有しています。
また、グリップの形状がすばらしく、私の右手にごく自然にフィットしてくれます。これにより、重さは少しだけ相殺されます。
【AF性能】
基本性能であるAFについて、メーカー側では、SWDレンズと組み合わせれば最速AFとか爆速AFとか宣ってますが、速いのは静物だけで動体に対してはそんなに速くないし、よく外して(迷走して)くれます。従って、モタスポの撮影では、今でも基本置きピンになります。それゆえ、連写もそれほど使えません。
【ノイズリダクション】
オリンパス一眼の利点の一つとして、強力なゴミ取り機構が挙げられますが、それでも取れないゴミが付着して一度メーカーサービスに修理に出しました。当然ですが、万全ではないということですね。
【防塵防滴】
もう一つのE-3の利点です。雨男の私は、雨中の撮影を余儀なくされる場合も多いのですが、今のところ不具合はありません。さすがにホースで水をかけて洗ったたことはありませんが...
【手ぶれ補正】
手ぶれ補正機構がついていますが、流し撮りではオフにしています。オンにして流すと、背景が止まって被写体がブレまくります。流し撮り用の手ぶれ補正モードがあるにはあるのですが、水平に流す場合にのみ対応するようで、現実の撮影現場ではほとんど役に立ちません。
メーカーサービスの担当者に指摘しましたが、その方は流し撮りをしたことがないのか、残念ながら理解してもらえなかったようです。
【シャッターフィール】
先に書きましたが、素晴らしいです。ニコン、キヤノンの一桁機よりも気に入っています。撮影する過程を楽しみたい人にとっては、これだけでもオリンパスの一桁機を買う理由があると思います。ちなみに、あまり連写はしませんが、シャッター回数はゆうに4万回を超えてしまいました。
【ファインダー】
一桁機ですので、オリンパスの中では一番大きく見やすいです。視野率は約100%、ということは100%ではないということですね。
【低振動モード】
ミラーアップから設定された時間(1~30秒)後にシャッターが切れます。三脚等に固定して、スローシャッターを切るときに使用します。ケーブルレリーズを用いた連写との併用で、なんちゃってインターバル撮影ができます。
【ノイズ】
撮像素子が大きくないので、少なくないです。通常の明るさの被写体の撮影ではそれほど気になりませんが、星空を撮影するときには、盛大に現れます。でも、ノイズの低減を気にするあまり、不自然なデジタル処理を施されるよりもまだマシかと思います。
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購入金額
130,000円
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購入日
2008年04月頃
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購入場所
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