元々はEOS 630を使っていたのですが、1台目は一式まとめて盗難に遭い、買い直した2台目はEOSシリーズの持病であるシャッター幕不良で故障ということで、中古で買うにしてもある程度しっかりした本体を選ぼうということで、初代の最上位モデルであったEOS-1を選びました。
デジタルカメラであればボディーに光学素子があり、ボディー毎に画質の差がはっきりと付くのですが、銀塩カメラは極論してしまえばボディーは画質を大きく左右するものではありません。しかし、それでもEOS-1には高い金を払うだけの価値はあったと思っています。
カタログスペックなどで判断すれば、下位モデルのEOS 5と比べれば明らかに劣っていました。しかし、実際に手にとって使ってみると、他のボディーとは一線を画す使い心地なのです。これ以降デジタルとなったEOSシリーズも何台か使ってきましたが、EOS-1を使っていたときが最も思い通りの写真を撮れていたと断言出来ます。
特にシャッターの反応速度と、ミラーショックの少なさは素晴らしく、まだIS付きのレンズなどなかった時代でも、暗所での低速シャッターも思い切って切れましたし、スポーツ写真でも連写などしなくても狙った瞬間のカットを撮ることが出来ていました。
今主に使っているのはデジタルのEOS 5Dですが、これも悪いボディーではないと思うのですが、それでもEOS-1を使っていたときのような、自然に馴染むような感覚は得られていません。それだけ私の感覚とEOS-1の相性が良かったということなのでしょう。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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