かれこれ10年近く、ScanSnap S1500を使ってきました。そろそろ新しいモデルが欲しいと思いつつ、振り返ってみました。
すぐにスキャン開始できることが正義
フィーダと排紙トレイにもなっているカバーをパカッと開ければ電源が入る設定はとても良いと思います。たかがスキャンという作業にあっては、「ちょっと時間が掛かる」ということで、その作業そのものを敬遠しまいがちなので。
そしてワンプッシュでスキャンが開始されることもスバラシイです。保存先はScanSnapマネージャーで選択できるので、使い分けをしている場合であっても問題ありません。
私の場合、ドキュメント保存はEvernoteがデフォルトなのですが、時にGoogleドライブを使ったり、加工をする場合はローカルフォルダーに一時保存するため、このような選択ができるのはありがたいです。
かなり使っても壊れなかった
購入してからずいぶんと使ってきた印象です。改めてカウンターを確認してみると、7万枚を超えていました。最近では「自炊」の必要性が低下していることもあって伸びていないのだと思いますが、一回当たり数枚のスキャンは継続的に発生しています。
S1500には消耗品があって、パッドに関しては5万枚がその目安となっていました。そのまま使い続けていますが、故障にはいたっていません。ただ、紙質によっては重複スキャンになってやり直しになることもそれなりにあるので、適切に交換した方が良いのかもしれません。
今となっては、ちょっと遅い
カタログスペックでは、20枚/分なのでかなり早いと思います。もちろんこの数字は解像度や大きさなどのスキャン条件によって大きく異なりますが、感覚的にはこの程度。当初はこれでも充分と思っていましたが、自炊ともなるとけっこうな時間を要します。
200ページの本を両面スキャンする場合、100枚となるので5分を要します。こう聞くと、やっぱりちょっと遅いなと思ってしまいますし、実際、時間を取られている感覚があります。新しいiX500であれば、25枚/分となるので、時間的には20%減となりますが、この程度のスピードアップでは買い換えるほどでは無いとして使い続けてきました。
「PC連携が当たり前」が使い勝手を狭める
S1500が発売されたのは2008年。今さら振り返るとずいぶんと古いですね。逆に、PC関連機器で10年も使っている製品ってレアだと思います。
こういった製品はパソコンに接続するのが当たり前なわけですが、足下のスマホ/タブレット全盛の状況にあっては、不便な面があるのは明らかです。特に、わざわざパソコンを立ち上げなければいけないというのはハンデです。
スマホのカメラ機能が向上したことで、ドキュメントスキャナーとしての機能も充実しています。私も特に外出先では、iPad miniとEvernoteの組み合わせで、直接Evernoteにスキャンすることが多々あります。数枚のスキャンであれば、こういった新興勢力に負けてしまうところが、今となっては残念ではあります。
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購入金額
44,800円
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購入日
2018年12月02日
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購入場所
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