電源ユニットはすべてのパーツへ電力を供給する、もっとも重要なパーツの一つです。単に「動けば良い」レベルの商品ではなく、購入するのであればやはり信頼性のある製品を選ぶほうが、トラブルを回避して安定的にPCを使う上でも重要ですので、おすすめです。実際、電源ユニットに起因するトラブルもよく遭遇します。
M12 SS-600HMの特徴として、高効率、日本製電解コンデンサ、モジュラーケーブル仕様、超静音デュアル冷却など数多くの特別仕様がありますが、その中でも、80PLUS取得の高効率と高品位な電解コンデンサ、デュアルファン仕様は個人的にもお勧めです。
モジュラーケーブルは接続するデバイスが少ない分には、ケーブルの数を節約できるために便利ですが、大量のデバイスを接続すると、逆に電源ケーブルが複数ユニット本体から出る上、コンパクトにまとめづらいこともあり、一長一短かと思います。
また、プラグの分すぐにケーブルを曲げることも出来ないため、電源ユニットの奥のスペースについては、通常の電源ユニットよりも多めに見ておいたほうが良いかと思われます。あまり狭い場合、ケーブルを増設する際にドライブ類を取り外す必要があるなど、非常に苦労しますので注意が必要です。
デュアルファンについては、電源ユニット内部の冷却効果が高まるというメリットもありますが、熱のこもりやすい筐体上部の換気が良くなることも隠れたメリットです。特に、電源ユニットを最上部にマウントする一般的なケースの場合、ケース上部に熱がたまりやすいことも多いのですが、電源ユニットの横方向からも吸気するため、ケース内部全体のエアフローの改善に繋がります。
600Wクラスの電源の中では比較的高額な部類に属する商品ですが、Active PFC、4系統 +12V出力など基本的なスペックも充実しており、どなたにでもお勧めできる商品です。
■Haswellで使ってみた
Core i7-4770K+H87M-ITXの組み合わせで使ってみましたが、問題無く使用可能でした。
かなり古い電源なのでHaswellの検証結果は公表されていませんが、レビューを書くためにいろいろ使っていた限りでは、問題無く使えています。
ノーマル80PLUS対応の古い電源ですが、まだまだ使えそうな感じです。
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購入金額
21,800円
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購入日
2008年頃
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購入場所
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