●AMD AthlonXP 2500+
2次キャッシュを従来の2倍の512KBに強化したBarton(バートン)コアを採用した第5世代のAthlonです。
AthlonXPシリーズはロットによりパッケージの表面処理が異なるのですが、今回譲り受けた物は緑色で表面に配線が透けて見えるバージョンでした。
< AthlonXP 2500+ スペック>
・実クロック:1.83GHz
・FSB:333MHz
・L2 Cache:512KB
・パッケージ:socket A
・製造プロセス:130nm
・電圧:1.65V
●倍率変更について
AthlonXP 2500+はFSBを400MHzに設定し倍率を11倍に変更して2.2GHzで動作させるのが定番でした。しかし2004年以降に販売された製品は倍率変更が出来ないようにロックされている物がほとんどで倍率変更によるOCが出来なくなっています。
入手したCPUは2004年の17週物でしたのでたぶんロックされていると思いますが、念のため倍率可変かどうか確認するため手持ちのDDR 400メモリを挿してテストしてみたのですが・・・(写真2)
板がOC向けではないようで倍率変更などの設定が出来ませんでした。(写真3)
残念(>_<)
●動作テスト
ATAPIのHDDとDVDドライブを倉庫から取ってきたので早速動作テストしてみました。
OSインストールもスムーズで動作も問題ないうようです。チップセットがVIA KM400のためIGPのドライバが古く、フルHD解像度が表示できないなど微妙なので負荷テストについては行ってません。
●ベンチマーク
環境的に3Dベンチを回す性能は有していないのでSuperPI 100万桁のスコアを計測してみました。
<AthlonXP 2500+ @1.83GHz>
・SuperPI 104万桁:63.203秒
スコアは1分台前半です。シングルスレッドなら十分な性能と言えると思います。
●消費電力について
ワットチェッカーを使用してアイドル時とSuperPIの2パターンで消費電力を計測してみました。
<消費電力>
・アイドル:76W
・SuperPI:89W
アイドル時の消費電力は76Wと意外と健闘している印象です。
●感想
L2の増量で速さを増したBarton(バートン)コアは優秀でしたので、それなりに長期間使用した記憶があります。そのため全盛期の頃にも2個(Mobile版を入れると3個)ほど購入しました。無理に使う必要性は無いですが一般的な作業程度なら今でもストレスなくこなせそうです。
<2011/03/30>
・OSをインストールしてSSやレビューを追記しました。
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購入金額
0円
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購入日
2011年03月頃
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購入場所
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