なんちゃって一眼とも言われる、このカメラで山スキーで写真や滑走中の動画を撮ったり、ブルーインパルス等の飛行機も撮ることができた。 高倍率ズームレンズでオールマイティに使えるカメラだった。

欠点は、

•  望遠側はそこそこだったが広角側の歪みが不規則で樽型でも糸巻き型でもなく、水平線を撮すときは要注意だった。
• 太陽の反射光が画面の右上部に来るとオートフォーカスが狂ってしまう。
• ズーミングのモーター速度が早すぎて操作しにくい。
• ファインダーの表示にタイムラグがあること。（感覚的には0.1秒ぐらいか）

長所は、

• やはり高倍率ズームレンズで一台で済むこと。
• ゴミが内部に入りにくいこと。
• 電池が単３電池で汎用性が高いこと。単３電池なら山小屋でも買うことができる。
• マニュアル操作も可能で背景をぼかしたりできること。
• 電子ビューファインダーがあること。光学式でも良いのだが、これがないと雪山での撮影は難しい。
• 一眼レフより小型軽量であること。
• 画像がRAWで保存できること。風景写真を撮る場合、これがないと話にならない。

登山や山スキーなどの限られた環境では持って行かなければ撮すことはできない。どんな高性能なカメラであっても持っていくことができなければ撮すことはできないが、このカメラでは広角も望遠も一台でこなせるので便利だった。

岐阜基地航空祭にて（焦点距離：100mm）

涸沢を望む（焦点距離：12.3mm）

槍ヶ岳南となりの山頂3012mからのスキー滑降
転倒してしまい衝撃により録画は終了し、フードを無くしてしまった。カメラは雪まみれにもなったが大丈夫だった。