矢吹駆シリーズ第一弾となるこの作品の舞台はフランス(!)
なんでここまで詳しいのってくらい書き込まれまくっています。
フランスに行った事が無い人間ですが、街並みをばっちり想像することが出来ました。
この作品は哲学的な解説が多く描いてあり、それを理解するのがやや困難になる所がありますが、それでもそこが一番面白いと僕は思っています。
この作品の見所は真犯人と駆の最終対決でしょう。
思想の同じ二人が見方を変えて主義主張を舌戦する有様はドキドキします。
やや、幼稚な理論ではありますが、こう言った見方をする人間も居るんだなぁと参考になりました。
もう一人の主人公であるナディアの行動が微妙に理解不能だったりしますが、フランス人の女性なのでこんなものかなぁと一人で納得。
それにしても、探偵矢吹駆はいろんな意味でひどい奴ですよ(笑)
かなり初期段階から分かっていたくせに、何もしないんですからね。
ある意味新しい探偵像かもです。
(何もしないという点では、少し京極堂に似ているところがあるかもしれません)
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購入金額
840円
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購入日
2008年頃
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購入場所
どこかの本屋さん
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