レビューメディア「ジグソー」

初笠井潔

笠井潔といえば、ヴァンパイヤー戦争やサイキック戦争が有名かもしれませんが、自分はデビュー作であるバイバイ、エンジェルから入ってみました。

矢吹駆シリーズ第一弾となるこの作品の舞台はフランス(!)
なんでここまで詳しいのってくらい書き込まれまくっています。
フランスに行った事が無い人間ですが、街並みをばっちり想像することが出来ました。

この作品は哲学的な解説が多く描いてあり、それを理解するのがやや困難になる所がありますが、それでもそこが一番面白いと僕は思っています。

この作品の見所は真犯人と駆の最終対決でしょう。
思想の同じ二人が見方を変えて主義主張を舌戦する有様はドキドキします。
やや、幼稚な理論ではありますが、こう言った見方をする人間も居るんだなぁと参考になりました。
もう一人の主人公であるナディアの行動が微妙に理解不能だったりしますが、フランス人の女性なのでこんなものかなぁと一人で納得。

それにしても、探偵矢吹駆はいろんな意味でひどい奴ですよ(笑)
かなり初期段階から分かっていたくせに、何もしないんですからね。
ある意味新しい探偵像かもです。
(何もしないという点では、少し京極堂に似ているところがあるかもしれません)
  • 購入金額

    840円

  • 購入日

    2008年頃

  • 購入場所

    どこかの本屋さん

5人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ6MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが6MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから