SFだって言ってはいけません。ただ単に死んだ死体が生き返るというちょっと変わった条件があるだけです。
ただし、この作品はその生き返るという「ルール」を元に話が掘り下げられているのがSFと完全に一線を画すものだと僕は思います。
第五の奇書候補として挙げられていますが、うーん、正直微妙ですね(笑)
奇書には行きつけていないです。あくまでもちょっと変わった「本格」程度なので。
この話では、犯人の殺人動機が出てきますが、実はこれ理解できちゃいました(^^;;
ネタばれになるので、伏せておきますが、この殺人動機を「奇妙だ」と受け取るのはアジア圏だけだと思います。
(もっと限定するなら、日本、中国、韓国あたりか)
欧米文化では十分納得できる動機なので(正直)新鮮味が無いですね。
という事で、これは奇書レベルまで後一歩って所ですが、それでもストーリーの面白さは十分にあります。
本格としても読んで楽しめますし、文句なしにお勧めできます。
何より美しすぎるラストは必見です!
さあ、アナタも死者が生き返る平行世界に足を踏み入れてみませんか?
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購入金額
1,260円
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購入日
2008年頃
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購入場所
秋葉原の本屋さん
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