レビューメディア「ジグソー」

あの名演が浮かび上がるCD

2枚目に選んだのはこれ「銀盤クラシック Turandot to TANGO」。フィギュアスケート演技のバックで流れてる音楽をまとめたのがこのCD。まだ記憶に新しい浅田真央やキム・ヨナなどで使われた楽曲がこのCDに入ってます!

1. シュニトケ:タンゴ 歌劇「愚者との生活」より 間奏曲

浅田真央が2010-11シーズンショートプログラムに採用した楽曲。TANGOがつくアルバムだからやはりTANGO調の曲が1曲目かな。それにしても妖しげな大人のメロディを感じさせる曲ですね。何もしてないけど禁断なことをした感じになる楽曲です(笑)


2. リスト:愛の夢 第3番

浅田真央が2010-11シーズンにフリースケーティング用に選んだ楽曲。これは原曲が歌曲らしい。それをピアノ曲にしたもの。メロディを口ずさみやすいのはそのせいかな?


3. ハチャトゥリアン:組曲「仮面舞踏会」より ワルツ

浅田真央が2008-09シーズンにフリースケーティング、2009-10シーズンにはショートプログラムに採用した楽曲。優雅な楽曲で氷の上で踊り舞うには良いのだろう。過去にも色々な選手が採用しててるみたいだし。


4. ドビュッシー:ベルガマスク組曲より 「月の光」 【管弦楽/A.カプレ編】
浅田真央が2008-09シーズンにショートプログラムに採用した楽曲。この楽曲は元々ピアノのために作曲されたものらしいが、このCDのは管弦楽バージョンに編曲されたものらしい。月の光というだけあって天から光り輝く月の明かりを浴びてる感じがする楽曲。


5. モンティ・ノーマン:映画『007 ドクター・ノオ』より ジェームズ・ボンドのテーマ 【N.レイン編】

キム・ヨナの演技で使われてた曲ですね。彼女のスピード感ある演技はすごいと思ってましたが、こうやって他の楽曲の中にあるこのCDでもそれが出ており他と違いスピード感があります。


6. モーツァルト:レクイエムより「涙の日」
7. モーツァルト:レクイエムより「怒りの日」

6、7曲目は安藤美姫の演技で使われた楽曲。最初に6曲目。タイトルにあるように少し悲しげなメロディの楽曲。この楽曲は8小節目までしか完成しておらず、残りを弟子の方が補筆させた曲らしい。

そして7曲目の楽曲「怒りの日」。悲しげな「涙の日」から変わって激しく怒りを表現された楽曲。対照的な楽曲を選んで演技した安藤美姫はすごい。。


8. ラフマニノフ:前奏曲「鐘」

浅田真央さんに使われた楽曲。今までの浅田真央より大人の浅田真央を表現された演技で驚きもあったが、よくこの楽曲に合わせて演技されたと思う。出だしの怪しげなメロディから激しく内から出てくるエネルギーのある楽曲。まだ若い浅田真央はよくこの楽曲に合わせて表現されたと思うし、よくチャンレジしたなと思う。


9. ショパン:幻想即興曲

この楽曲は浅田真央から色んなスケーターが採用された楽曲らしい。美しい楽曲なのだが、この曲は解説書に書かれてるように明確な拍子のアクセントが取りづらい楽曲。流れいくメロディなためそれに合わせて流れいく演技をしなくてはいけない。途中、明確な区切りがあればそこでタイミングや修正ができるが、この楽曲は水の流れのように流れていく曲なため、この楽曲で演技する人はトータルでテクニックないと大変だったろうなと想像する。


10. ショパン:ノクターン第2番

浅田真央が2006-07シーズンのショートプログラムに選ばれた楽曲。ゆったりと流れるピアノのメロディにうっとりする曲だが、これに合わせて演技した浅田真央もうっとりするぐらい美しかったのだろう。


11. モンティ:チャールダーシュ

浅田真央が2006-07シーズンのフリースケーティングに選んだ楽曲。バイオリンとピアノの曲だが静と動が激しく入れ替わる曲。よくこれに合わせて演技することを選んだなと思う。


12. ニーノ・ロータ:映画「道」より ジェルソミーナ

白黒の映画を思い出す楽曲。2009-10シーズンのフリースケーティングにこれを選んだのは高橋大輔。解説を読んで初めて知ったが映画に出てくるシーンを真似て高橋大輔は演技してたとのことで、再度演技を見てみたくなった曲。


13. プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より 「誰も寝てはならぬ」

これを選んで演技したのは2006年2月42日荒川静香が逆転優勝した楽曲とのこと。この楽曲に合わせて演技が良ければそうだろうなと想像する。これも再度見てみたくなった楽曲。


14. リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調より 第1楽章

2010-11シーズンに小塚崇彦が選んだ楽曲。これも静と動が激しく、そして美しく流れるピアノのメロディ。これに合わせて演技するのは体力的にも大変だったろうなと想像する。


15. グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調より 第1楽章

ラストを飾るのは安藤美姫,織田信成が選んだ楽曲。悲しげなメロディからすべり行くようなピアノのメロディ。そして天に昇るような展開だったりと表現豊かな楽曲ですね。



■総評

まず買いです。はい、もうお気に入りのCDになりました。って、これだけではダメですよね、はい。このCDは一般的なCDより縦長のケースに入っており、解説書もそれに合わせたサイズになっており、そしてしっかり糊付けかな?されており管理しやすくなっています。CDを取り出してCDプレイヤーにセットし、この解説書を読みながら聞くという一連の行動はレコードプレイヤーで聞いてた気持ちに近いものがあるのかも。一般的なCD棚に入りづらいサイズですが、それはそれ。逆にこのサイズでこの楽曲、そして解説。持つ喜び、集める喜びを堪能できるかと。浅田真央に関連する楽曲が多いのもあるのかアマゾンでは浅田真央のDVDとセットで購入するのも良いですね。そして他のシリーズもありぜひ聞いてみたいと思いました。

トータルとしてはBGM的に聴くのにもよく、ゆったり体を休めたい時などにこのCDはお助けしてくれるかと思いました。

19人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ20MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが20MBを超えています

    別の画像を追加

    ほかのユーザーのレビュー

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから