レビューメディア「ジグソー」

交響戦艦ショスタコーヴィチ ~ ヒーロー風クラシック名曲集

この度レビューに選んでくれましてありがとうございます。私はクラシックを語れるほど知識もないので、どの程度読まれる方に音楽の内容が伝わるか自信はありませんが・・。

では、まず一枚目に選んだCDは「交響戦艦ショスタコーヴィチ ~ ヒーロー風クラシック名曲集」

ヒーロー風という文字が入ってたので素人の私でもすぐ入っていけるかな?という気持ちで一枚目に選び聞こうかなと。まず聞く前にCDに入ってる解説書を開くと一曲ずつ解説されておりました。その解説の仕方がこのCDタイトルにあるように交響戦艦をイメージした感じで解説がされており、難しいイメージをもたれないように解説されています。感想はこの解説も交えながら書いてます。

1. ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 Op.47「革命」 - 第4楽章(抜粋)
 演奏:ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

ショスタコーヴィチの作った楽曲では最もポピュラーの曲とのこと。1曲目ということでこれから戦艦に乗って出発するぞっというイメージで選択されたのかな?そんな感じの曲です。


2. ワーグナー: 楽劇「ワルキューレ」 - ワルキューレの騎行
 演奏:スロヴァキア放送交響楽団 

始まってすぐこれは聞いたことあると思った。解説を読むと有名なのは映画フランシス・フォード・コッポラの映画「地獄の黙示録」で使われた曲とのこと。イメージとしては宇宙に飛び立ちこれから戦いが始まる前の士気を高める感じの楽曲ですね。


3. ラヴェル: 「ダフニスとクロエ」第1組曲 - 戦いの踊り
 演奏:スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団

楽曲はバレエ楽曲らしく、まさしく踊りたくなるような感じをイメージする。


4. ヴェルディ: レクイエム - 怒りの日
 演奏:ハンガリー国立歌劇場合唱団

これも始まった瞬間聞いたことあると思った曲。映画やドラマなどクライマックスのところでよく使われてる。ただ、これを4曲目にもってきた意図が少々わからないと最初思ったがアルバム最後まで聞いてみると、だいたいこのペースで最後の16曲になる。飽きさせない工夫でこの選曲になったのかな?と勝手に解釈しました。


5. ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」 - 第3幕への前奏曲
 演奏:スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団

ここからまた違う展開になる感じ。前曲がインパクトある曲だったのでここで少し穏やかな気持ちにもっていこうという作戦か?


6. 芥川也寸志: 交響管弦楽のための音楽 - 第2楽章
 演奏:東京都交響楽団

前半から陽気なメロディで始まり楽しい感じ。この曲は楽曲も演奏も日本人とのこと。何か走り抜けてるイメージを持ちながら聞き入ってしまった。そしてクラシックらしく小さな音から大きな音の展開を繰り広げる演奏です。


7. ハチャトゥリアン: 組曲「ガイーヌ」 - 剣の舞
 演奏:サンクトペテルブルク交響楽団

これも聞いたことある楽曲。コメディ風に走ってるイメージでよく使われてる感じ? 敵に捕まりそうで捕まらないように逃げてる感じだろうか。


8. ウォルトン: スピットファイアの前奏曲とフーガ
 演奏:イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア

これも聞いたことある。映画のラストのほうで使われること多いかな?と思ったら映画のサウンドトラック用に作られた楽曲らしい。楽園、安住の地にたどり着いたイメージを持ち安らぐ気持ちで聞けました。


9. クニッペル: ポーリュシュカ・ポーレ
 演奏:レッド・アーミー合唱団

これも聞いたことある楽曲。解説を読むと日本国内でも数度にわたってカバーさてるとのこと。何となくこの男性が歌い上げる曲は解説にもあるように士気高揚を高める感じがする。


10. マーラー: 交響曲第1番 ニ長調 「巨人」 - 第4楽章(抜粋)
 演奏:ポーランド国立放送交響楽団

巨人だけに大きな手ごわい敵との戦いをイメージする楽曲ですね。


11. プロコフィエフ: スキタイ組曲「アラとロリー」 Op.20 - 邪神チュジボーグと魔界の悪鬼の踊り
 演奏:ウクライナ国立交響楽団

タイトルに魔界 悪鬼とあるが、まさにゲームで魔界の世界、悪鬼に出会ったイメージを感じる楽曲。


12. ショスタコーヴィチ: 交響曲第8番 ハ短調 Op.65 - 第3楽章
 演奏:ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

雰囲気的にこれはやばいぞってなシーンを思わせる楽曲。ちょっと怪しい感じの気持ちになる楽曲ですね。


13. オルフ: カルミナ・ブラーナ - おお、運命の女神よ
 演奏:ボーンマス交響合唱団

これもよく聞く楽曲。映画などのクライマックスでよく使われてる。タイトルのカルミナ・ブラーナはバイエルン州の修道院で発見された詩歌集のことで、この詩を元にオルフが作曲とのこと。そういえばそういう映画のシーンで使われてること多いなと納得。


14. ホルスト: 組曲「惑星」 - 火星(戦争の神)
 演奏:ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

ちょっと不安になるような旋律から始まる楽曲。勝利できるのか?重要な戦いを繰り広げてる感じだろうか。


15. ストラヴィンスキー: バレエ音楽「火の鳥」 - 終曲
 演奏:ベルギー放送フィルハーモニー管弦楽団

解説にあるように大勝利をイメージする楽曲ですね。


16. エルガー: 行進曲「威風堂々」 第1番(合唱編)
 演奏:リーズ音楽祭合唱団

映画でいうとエンディングロールが流れてるときをイメージする楽曲。勝利し帰還する感じだろうね。


■総評

全体的に戦艦をイメージして選曲したからなのか男性的な曲調が多い感じを受けました。あとアルバムを通してというより4曲ぐらいで流れを作って途中でまた違う楽曲でという感じで流れていくのでアルバム一枚通して聞くという感じのアルバムではないのかも。楽曲の長さも短いものは2分台のもあるし。

映画などで使われてる楽曲が多く、一曲ずつ解説もされておりクラシックを知るには良いアルバムかと。ここから好きな作曲家や演奏者のアルバムを探すのに良いのでは?と思います。

22人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • operaさん

    2011/04/08

    レビューお疲れ様です♪

    聞いてみたかったな~(笑)
  • vingt-et-unさん

    2011/04/08

    素晴らしいレヴュー!
    楽しく想像しながら拝読いたしました。
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