好きなときに、好きなように聞きたい。
『クラシック音楽のあるライフ・スタイル』を探している方へ。
遊び心溢れるテーマで自由にコンパイル。
(以上ジャケ裏から抜粋)
さてさて、何はともかく曲目から紹介。
1 ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 Op.47「革命」 – 第4楽章(抜粋)
2 ワーグナー: 楽劇「ワルキューレ」 – ワルキューレの騎行
3 ラヴェル: 「ダフニスとクロエ」第1組曲 – 戦いの踊り
4 ヴェルディ: レクイエム – 怒りの日
5 ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」 – 第3幕への前奏曲
6 芥川也寸志: 交響管弦楽のための音楽 – 第2楽章
7 ハチャトゥリアン: 組曲「ガイーヌ」 – 剣の舞
8 ウォルトン: スピットファイアの前奏曲とフーガ
9 クニッペル: ポーリュシュカ・ポーレ
10 マーラー: 交響曲第1番 ニ長調 「巨人」 – 第4楽章(抜粋)
11 プロコフィエフ: スキタイ組曲「アラとロリー」 Op.20 – 邪神チュジボーグと魔界の悪鬼の踊り
12 ショスタコーヴィチ: 交響曲第8番 ハ短調 Op.65 – 第3楽章
13 オルフ: カルミナ・ブラーナ – おお、運命の女神よ
14 ホルスト: 組曲「惑星」 – 火星(戦争の神)
15 ストラヴィンスキー: バレエ音楽「火の鳥」 – 終曲
16 エルガー: 行進曲「威風堂々」 第1番(合唱編)
一曲目 ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 Op.47「革命」 – 第4楽章(抜粋)
気合入ってます!無駄にシンバルとか太鼓とか頑張ってます!まぁテーマがネオクラシック主義と歌っているのだから、単純な曲にはなっていないだろうとは思っていたけど、原曲を知らんけど、物凄い音圧だよ。
少なくてもリラクゼーションには向いてないよ。これでリラックスできたらその人頭のねじ何本か飛んでるよ。
二曲目 ワーグナー: 楽劇「ワルキューレ」 – ワルキューレの騎行
ワーグナーのワルキューレといえば確かに有名な曲だし、おいらも何回か聞いた事あるのだけれども、基本的な所はあまり変わらない様子。まぁ壮大さに磨きが掛かって、あんた誰に戦い挑むんだい?って村人Aになって尋ねたい所だけど、答えが『……宇宙?』とか返されそうで軽く怖いよ。
なんか地球外生命体とでも戦うのかい?
やりすぎだとは少ししか思わないけど、緩急の付け方が非常に分かりやすいが故に、興奮を覚える一曲だと思うよ。
三曲目 ラヴェル: 「ダフニスとクロエ」第1組曲 – 戦いの踊り
戦いの踊りって、どんなん?と思いつつ聞いている。
戦いの踊りっていうよりもこれ、追い詰められた時の曲だよね?なんかもう逃げ場ないよどうしよう?って感じの曲で焦燥感が酷く煽られるよ。
『やっべ見つかった!!』
『上から来るぞ気をつけろ!!』
『せっかくだから、俺は赤の扉を選ぶぜ!?』
なにが折角なんかは分からないけど、とりあえず足折れてるよね、あの人。
っつうかどんなにいい方向に考えてもバッドエンドまっしぐらだよ。この曲。後半入ってくる男性のコーラスが更に不穏だよ。なんていうか、相手絶対異星人だよ。助からんよ。
人生諦めが肝心だよね☆
四曲目 ヴェルディ: レクイエム – 怒りの日
怒りの日キターーーーーーーー!!!
バスドラ利きすぎwコーラス無駄に迫力あり過ぎwこんなんに迫られたら、たとえ免罪だとしても誤りたくなるよ。本気で。
なんというか、みんな白目向いて叫び狂っているコーラスが見て取れるよ。
怒りの日すげーwww
五曲目 ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」 – 第3幕への前奏曲
怒りの日からいきなり軽快&陽気な曲が来るとどうしてもきょどるよwww
でもやっぱりバランス崩壊だよ。なんていうか余りにも迫力ありすぎて、繊細さが前に出てないよ!
緩急付けすぎで付いていけないよ!!
折角だから赤の扉を開いちゃいそうだよ!!
六曲目 芥川也寸志: 交響管弦楽のための音楽 – 第2楽章
日本人ですか?この人。名前からしてたぶん日本人なんだろうけど。
なんていうか緩急の付け方が凄く上手い。ひっそり→どっかん→ひっそり→どっかんのオンパレードだよ。でもこれだけ酷い緩急の付け方しているのに繊細な所はすごく繊細。
唯一今のところ長い時間聞いていても疲れなさげな曲だよ。
七曲目 ハチャトゥリアン: 組曲「ガイーヌ」 – 剣の舞
剣の舞きたあああああああああああああああああ!!!
なんぞこの迫力www
あえて言うなら音圧が厚すぎて攻撃箇所が見当たりませんSIR!!って感じだよ。
っていうか下手に入り込んだ瞬間こま肉になっているのが目に見えるよ。
九頭龍閃かよ。お取り寄せかよ。イッテゥミトゥルギスタィウかよ。
そしてあっという間に終わったよ。
八曲目 ウォルトン: スピットファイアの前奏曲とフーガ
王の御前であるぞ無礼者!!
そんな罵りが聞こえてきそう。
これも今までの曲とは違って少し穏やか。なんかホッとできる場所って必要だよね。人生においても、人間関係においても、音楽においても。
こういう間を入れてくれるのは凄くうれしい。これが無ければ或いは聞き疲れが酷くなりそうな感じがするよ。
間ってほんと大事だよね。
九曲目 クニッペル: ポーリュシュカ・ポーレ
ポーリュイカポーレを汚さないでー!!!(血涙)
原版凄くすきなのだけども……もうあれだ、別の曲だと思い込もう。
ポーリュシカポーレは牧歌的な歌であって、こんな軍歌の様に他を蹂躙するような曲じゃない
そんな曲じゃなかったはずだあああああああああああああああ!!!(血涙)
敢えて原版をそのままにするってのも大事だと思うよ……。
十曲目 マーラー: 交響曲第1番 ニ長調 「巨人」 – 第4楽章(抜粋)
巨人=でっけぇ人。なんて言うか、なんかボス級のゴーレムに立ち向かう勇者かよって感じ。
大抵そういう場合って回復薬やられちゃうよね。第一に。
『どごぉっ!!』
○○は倒された!!
回復薬いねー!!ってか硬えー!!にげらんねぇー!!
『その後、彼らの消息を知るものは居ない』
なんかそんな情景が後半目に浮かんだよ……。
十一曲目 プロコフィエフ: スキタイ組曲「アラとロリー」 Op.20 – 邪神チュジボーグと魔界の悪鬼の踊り
タイトルなっが!!
邪神と悪鬼の踊り。なるほど。焚き火囲んで変な踊りか。そこに隙を見つけた勇者突貫か。
『邪神チュジボーグは勇者の存在に気付いた!』
勇『あっ……』
なんてやっちゃったーな場面が目に浮かぶよ。ぶっ飛ぶ勇者、なぎ払われる武道家、ビビリまくって何もできない女僧侶。
……ねぇ気付いたんだけど、これバッドエンド以外に何も無くね……?
十二曲目 ショスタコーヴィチ: 交響曲第8番 ハ短調 Op.65 – 第3楽章
レベルといくと、中盤のダンジョン?そこそこ強い敵が出てくるような感じの洞窟。
こういうところで地味にレベルあげないと後々苦しむんだよね。
っていうか、多分この奥にボスキャラが居るとしてだよ?
曲目の流れ的に、それは、どうなの?
十三曲目 オルフ: カルミナ・ブラーナ – おお、運命の女神よ
十二曲目から来てのボスキャラだよ!!
まさかの運命の女神とは思わないよ!!
勇者『……そんな、どうして、貴方が……』
女神『……あなた方は間違いを犯しています。この世界はもはや均衡を失いました。……人は淘汰されるべき、生き物なのです』
勇者『嘘だっ!!じゃぁ。じゃぁ俺たちは何のためにここまで来たというんだ!!』
女神『安心なさい。あなた方の心が永遠に喜びとあるよう、私の手で……』
まさかの女神ボス扱いだよ!!
人が神に勝てるわけないよね!!
バッドエンドまっしぐらだよ!!
十四曲目 ホルスト: 組曲「惑星」 – 火星(戦争の神)
戦争の神って、穏やかじゃないねー。
でも何気に曲としてはメリハリのついた曲で物凄く安心して聞けるよ。
相変わらず、攻撃的な部分はやたら強いけどね。
え?勇者どうなったって?
現在まだ女神と交戦中だとおもうよ。
十五曲目 ストラヴィンスキー: バレエ音楽「火の鳥」 – 終曲
戦いは終わったんだよ。ズタボロ雑巾な勇者が、女神が居た山の山頂の神殿から新しく上ってくる太陽を見ながら、感無量になって、思わず涙零してしまいそうなシチュエーションだよ。
今まで犠牲になった仲間や村人A(俺?)を思い出しつつ、涙ぐんでいる様子が目に見えるよ。
というか女神殺したらあかんやん。
っていうかなんでいきのこっとるん勇者。
十六曲目 エルガー: 行進曲「威風堂々」 第1番(合唱編)
さてさて、まぁ色々な宗教やら女神やら悪魔やら邪神やらをなんとか討伐してきた勇者様。
なんかスタッフロールが流れていく様な感じだよ。
威風堂々と、と書いてあるけど、現実は剣を杖代わりにしながら朝焼けを見ている感じなんだよ、きっと。
でも勇者って一応人間だから神にはなれないよねー。
スタッフロールが終わると今度は戦争が政争という名前になって面倒な物事を今度は頭を使って切り抜けなきゃいけなくなる運命になる訳だよ。
頭の痛い宰相とか腹黒大臣、能無しの王様とか。
一人一人闇討ちしたり、笑顔でばっさり切り下ろしたり。
あれ?勇者の扱いが今度は英雄ではなくて、段々と酷い人になっているよ?
多分、歴史は繰り返すんだろうねぇ……元勇者を倒す現勇者が現れたり。
大変だね。勇者。
って事で総括。
ぶっちゃて言います。
聞き疲れが激しいです。消耗します冗談抜きで(笑)
というかポーリュシュカは下手なアレンジしないほうがよかったよー。
他は頭の中でイメージ固めながら聞き進んでいくと、なんか勇者が大変な事になるから、妄想力が試されるよ。
派手好きな人には良いかもだけど、それ以外の人は聞き疲れがすると思うよ。
実際おいらも無理やり妄想描き立ててぐったりしそうなのを乗り切ったよー。
でお全体的なバランスは統一されているので、アルバムとしての完成度は文句無く☆五つ。
でも、しっとりとした音楽が好きって言う人もいるだろうし、これは個人の意見だけど、聞き疲れが非常にあるので、敢えてそこから一つ引いて星4つ。
派手好きな人は聞いてみたら良いと思うよ。
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ポーリュシカ・ポーレですが、これに入っているのは多分クニッペルの交響曲第4番の合唱部分を抜き出したものだと思うので、こっちがオリジナルなのではないかと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ポーリュシカ・ポーレ
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Cacopholicsさん
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芥川の血こすぎだろー(笑)
なるほど、元々はこっちのほうが原曲なんですね。
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