zigsowプレミアムレビューに選考いただき、この場をお借りして御礼申し上げます。
早速ですがレビューをしていきたいと思います。
■パッケージ■
左がAF140、右がAF120(写真はAF120時と同じものです。)
内容物(基本的にAF120と同じものです。)
交換用ベゼルリング、抵抗ケーブル、取り付けネジ、Corsairミニカタログ、簡易説明書
■ファンのスペックなど■
公式スペック
サイズ : 140mm x 25mm
駆動電圧: 7V – 12V
風量 : 67.8 CFM
静圧 : 0.84 mm/H20
ノイズ : 24 dBA
回転数 : 1150 RPM
消費電力 : 0.1A
※Corsair公式サイトより引用
ファン本体
標準で赤ベゼルリングが装着されている点など、AF120と基本的に同じです。
AF120との違いとして、0.15Aと消費電力は0.04A下がっています。
そして、回転数が1150rpmと50rpm上がっています。
ケーブル長はAF120と同じく、30cm程度と短めなので注意が必要です。
四隅に防振ゴムブッシュ付いている点もAF120と同じです。
AF140もブレードとハウジングの間は2mm程度と細かいつくりになっています。
細かいRがつけられた11枚のブレード
■実際に使用した感想■
AF120を主に文章で比較したため、AF140は実際他のファンと音を比較してみました。
比較したファンは手持ちの140mmファン2種です。
Thermarltake TT-1425(1000rpm)
Aerocool SharkFan Blue(1500rpm)
の2種と比較を行いました。また、7V(低電圧駆動)での音量も同時に比較してみました。
比較方法
ファンの中心(モーターの軸)から10cmの位置にマイク(SONY ECM-PCV80)を軸に直角に
なるように配置しました。
このように、排気側からスタートします。
次に、45°づつ回転させていきました。
これで、音を収録し、風切音などがどのように聞こえるかを比較できるようにしました。
まずは動画をご覧ください。
いかがでしょうか?
SharkFanは回転数が1500rpmである事もあり、騒音は飛びぬけてうるさいのが分かります。
また、騒音以外にも振動が大きく、ファンの風切音以外にも振動が音として入っています。
TT-1425は、回転数が1000rpmとAF140よりも150rpm少ないにもかかわらず、
AF140よりもかなり騒音が大きく聞こえます。
特に風切音が「ブーン」と聞こえ、スイッチングノイズも聞き取れます。
7V動作時には、風切音は気にならないレベルに落ち着いていますが、スイッチングノイズは
はっきり聞こえています。(スイッチングノイズは細かくカタカタ?と聞こえている音です。)
これらに対して、AF140は音の質が明らかに他のファンと違い、耳障りでない音に抑えられているのが分かると思います。
他のファンよりも、人間にとって不快になりにくい音質にチューニングされていと考えられます。
また、7V動作時でもTT-1425に対して、風がマイクに当たる音が明らかに大きいので、
低電圧動作でもしっかりと風量を稼ぐことに成功しているということが出来ると思います。
角度を0°から45°にした際に、風がマイクに当たる音が一気に小さくなることも確認できます。
これは、風の直進性が高いため、風がマイクに当たりにくくなっているといえます。
この結果から私の結論としては
「選択肢の少ない140mmファンの中で、非常に優秀な性能を持つ。」
と結論付けました。
しかし、AF120と同様に取り付ける際はかなり注意をしなければならないことも事実です。
詳しくはAF120のレビューを見ていただければ分かると思います。
上記の点を含めても、140mmファンとして最有力候補であることは間違いありません。
自信を持ってオススメできるファンです。
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