この度はzigsowプレミアレビューに選出いただき誠にありがとうございます。
今回は
『風を科学する』で静圧と風量タイプのFANの性能の差について
検証を行います。

今回はAF120 PERFORMANCE EDITION(以下 AF120)と
SP120 HIGH PERFORMANCE EDITION(以下 SP120)で

CHCWH１００に取り付けた場合の冷却性能とケース内の温度がどのように
変わるかを検証してみました。

まずはそれぞれの
FANがどれぐらいの性能があるかを検証したみたいと思います。

外観

3色カラーリング

ネジ受け

付属のネジは取り付け時に注意しないと防振用のラバーが切れてしまいます。



AF120 PERFORMANCE EDITIONは風量タイプ

SP120HIGH PERFORMANCE EDITIONは制圧タイプ

風の性質確認してみましょう。
排気側の風
AF120

SP120

AF120は9枚の羽根が効率よく低回転でも大量の風を生み出しているので
ボールが高速回転ます。
静圧はそれほど無いのでボールは持ち上がりません。
羽根が風を切る音はそこそこ聞こえますがそのそれほど煩区は無いです。

SP120は最大静圧3.1mm-H2Oで力強い風を生んで
ボールが持ち上がっています。
AF120と同回転数で比べると風量が少ないため
ボールは勢いよく回りません。
回転数を落すと独特の軸音が大きい音で聞こえてきます。
回転数を上げると軸音は無くなりますが風切り音が途轍もなく煩いです。

吸気側の性質

SP120は吸上げる力が凄く強いので内部から外部に空気を放出するのにも向いていますね。
AF120は吸上げる力は少ないようでボールに変化はありませんでした。
以上の事から、
静圧タイプは高回転で音は煩いが力強い風を生み出せる。
風量タイプは低回転で静圧タイプの高回転と同じ位の風量を出せるが風に力が無い。

実際の冷却性能
CWCH100にFANを取り付けて検証

ラジエーター以外のケースファンを取り付けずに、
負荷をかけて温度の上昇をモニターしてみました。
計測方法ソフト・OCCTにて10分の負荷を二回かけて平均のの温度を計測。
CPUは4コアの温度の平均を計測。

モニタリングはCorsair Linkにて行いました。

ケース内は温度計3個を上・中・下段に着け
上段はラジエーター吸気付近。中段はGPUに接着。下段はケース下の電源付近にそれぞれ設置。

スタート時のCPU温度は29℃で合わせました。
室温は22℃で計測をスタートしています。

計測は回転数は
AF120の回転数最小(700)
AF120の回転数MAX(1650)
SP120の回転数(1650)
SP120の回転数MAX(2250)で計測を行いました。

SP120とAF120は回転数を同じにした場合はグラフのように、冷却性能はほとんど変わりませんでした。

SP120(MAX)は冷却性能が高いですね!!音は煩いですが
良いFANです。 

AF120(最小)は冬なのでまだ大丈夫ですが真夏で常用は
難しいと思います。 

ケース内の温度は、AF120(最小)は全体的に温度が高くケース内の
空気を外に出せていない用です。音は静かだが常用は出来ないと思います。

AF120(MAX)とSP120(1650)では温度差は0.5℃位しかなく
風の音はAF120の方が風切り音はしますが。SP120の軸音よりは静かに聞こえました。
SP120(MAX)軸音は消えますが風切り音がすさまじく煩いですが冷却性のはかなり高いと思います。

総評

AF120 PERFORMANCE EDITIONはケースファンとしても
すごく優秀なFANだと思います。
OCを行わない方はラジエーターファンとしても活用できると思います。

☆ゲームをやるけど音が静かな静音PCを作成したい!!☆
そんな方におススメのFANです。

SP120HIGH PERFORMANCE EDITIONはハイパフォーマンスPC向けのファンの用に思えます。
冷却性のを群を抜いて高いと性能です。
その分音が煩いですが気にしない方には良いFANです。

☆とにかく冷やしたい・OCをガッツり行いたい!!☆
そんな方におススメできるFANです

FANの個体差が大きいと思います。
私の所有しているFANは1650のMAXが出るFANと1550で100も回転数が低いFANとあります。
このあたりの個体差をもう少し小さくして頂けるともっと評価が高くなると思います。

今後、夏になって室温が上がってきたら
どれほどの冷却性能なのかを検証したいと思います。