zigsowプレミアムレビュー 「 風を科学する CORSAIR AIR SERIES ”AF120 QUIET EDITION” 」のレビューです。
静音性を重視したQUIET EDITIONセットのレビューの担当に選考されました。この二製品の特性を生かすため品質の高さと低価格で人気のCORSAIR製ミドルタワーPCケース”300R (CC-9011014-WW)”のオプション冷却ファンとして取り付けてエアフローの向上や静穏性などを検証してみたいと思います。
AF120 QUIET EDITIONは低回転で高い風量を作り出すPCケース向けの製品です。最近では定番の直進性を高めた構造になっているようです。
AF140 QUIET EDITION同様、防振ラバーマウントに「レッド、ブルー、ホワイト」の3色から選べるカラーリングの変更ギミックを採用しています。
回転数表示機能を搭載したファンコントローラーとACアダプターを使用してファンの回転数やファンノイズと風の直進性を計測してみました。
●AF120 QUIET EDITION(CO-9050001-WW)
ファンノイズについては電圧変換コネクタ(無し)の状態でも非常に静かです。
電圧変換コネクタ(有り)の場合はほぼ無音に近いので風量を必要としない場合や静穏PCを作成する場合にお勧めです。
直進性をチェックするために自作のポールを作成して80cmほど離した地点に設置して揺れ方をチェックしてみました。自作のポールの揺れ方はAF140(CO-9050009-WW)に近い揺れ方で風の直進性も高いようです。
●300R標準付属120mmファン
こちらは300Rに標準搭載されてる120mmファンです。比較用に検証してみました。
140mmの吸気ファンに対して120mmと小型のため回転数は約1,400rpmとCO-9050001-WWより高回転モデルが採用されています。
ファンノイズは回転数の差からCO-9050001-WWより大きく最大回転では気になるレベルです。
CO-9050001-WW付属の電圧変換コネクタ(有り)の場合は約1200rpm。回転数が高めのため動作は安定しています。回転数を落としてもCO-9050001-WWより一段高い状態のためファンノイズはやや気になるレベルですが、リアの排気用ファンですからユーザーから遠い位置になるのでPCケースに収めた状態ではとくに気になりません。
80cmほど離した地点に設置した自作のポールの揺れ方は140mmファンのCO-9050009-WWと同程度です。300R付属の120mmファンはCO-9050001-WWより風量があることがわかります。
ファンの活用法については静穏向けの低回転モデルということでAF140 QUIET EDITION(CO-9050009-WW)と合わせてケースファンとして利用しました。
使用感についてはAF140 QUIET EDITION(CO-9050009-WW)のレビューにてまとめて紹介しています。
今回は「品質の高さと低価格で人気のCORSAIR製ミドルタワーPCケース「300R」の追加用オプションファンとして活用」をテーマにAF140 QUIET EDITIONとセットでPCケースファンとして検証&活用してみました。
回転数を中間クラスに設定し、回転数を落とすため手の電圧変換コネクタを付属させることで静穏ファンながらも汎用性の高い仕様になっているのは流石です。
レビューではPCケースのオプションファンとして活用していますが、最大回転数は中間くらいの設定ですからCPUの限界OCチャレンジ用としては役不足と思いますが直進性と風量はありますので定格動作させているCPUのクーラーファンとしても活用できるスペックです。
AF120 QUIET EDITIONも単体テストでは静かですがPCケースに取り付けるとスリットとの干渉からファンノイズが増える傾向にあるので、付属の電圧変換コネクタやファンコントローラーとの併用を前提に導入することを推奨します。
最近のPCケースは140mmファンへの対応が進んでいますが120mmファンを必要とする製品も多いのでAF140 QUIET EDITIONと共にPCケースのオプション・ファンとして最適な製品といえます。
bibirikotetuさん
2012/12/04
Sheltieさん
2012/12/04
ブレードの形状とモーター軸の滑らかさで回転数あたりの風量は多い感じです。
ノイズレベルも低く抑えられているのも優秀ですよね。