今回は初めてのプレミアムレビューという事で、ところどころ不備があるかもしれません。
それでは、早速レビューしていきます。
今回届いたのはこちら
「SP120 HIGH PERFORMANCE EDITION」
ラジエータなどの直接冷却に向いているらしい。
ちなみにこちらのファンは静圧タイプだそうだ。
僕自身静圧タイプってのはどういうものかわかりません。
「開封」
中身を確認をしてみましょう。
内容としては
・ファン本体
・カラーリング赤・青・白
・固定ビス4つ
・変換ケーブル1つ
・CORSAIRの小さいパーツカタログ
・よくわからない赤い紙(注意書き?)
以上です。
「リングについて」
最初、リングはラバー製かと思ったのですが、ちょっと柔らかいプラスチック製でした。
カラーバリエーションは赤・青・白の3色
ケースの色に合わせて取り替え可能です。
自分の気に入る色が無かったら、スプレー等で自分好みにカラーリングしてみるのもいいかもしれません。
ちなみにこのリングですが、ちょっと特殊な形状になってます。
決して歪みではなく、そういう仕様です。
空気を取り入れるために特殊な形状をしているのかな?と思ったのですが、特に意味はないような気がします。
簡単にいえばただのデザインです。
「共振防止のラバーパーツ」
次にこちらの商品の特徴といえばケースがファンの振動に影響されないように装備されている共振防止のラバーパーツでしょうか。
真ん中の灰色のパーツですね。
ラバーは若干固めですかね。
ちなみにネジ止めするためなのか、真ん中に樹脂?が埋められています。
ちなみに最初はラバーで、ちょっとネジが入ったら樹脂という感じです。
それなら最初から樹脂にして欲しかったのですが、スペース的に厳しかったのでしょう。
「ファンの取り付け」
それでは早速取り付けてみましょう。
今回取り付けるケースはZALMANのZ9+
コスパ十分、初心者向けのケースです。
フロントに一つ、トップの一つ取り付けてみます。
バックはケース標準のファンを搭載します。
で、早速フロントに取り付けるためにマウンターにファンを装着・・・
あれ?なかなかビスがはまらない・・・
最初はラバーにビスを取り付けていかないといけないので、入りにくいみたいです。
ちょっと危険ですが、ビスの出口付近を指で抑えて、ラバーが動かないようにして、強引にビスを差し込みます。
差し込むというか、普通にビスを回しながら入れていく感じです。
そうするとなんとか入ります。
で、全部固定していくのですが、ちょっと問題が発生します。
「取り付け後のラバーパーツ」
ビス取り付け後のラバーですが・・・
このように捩れてしまいます。
まぁ特に問題はないと思うんですが・・・
変な癖がついてしまいそうなので、若干ビスを戻すとこのように戻ります。
これで多分大丈夫です。
後、もう一つ難所があります。
強引にビスを取り付けたためか、ラバー下が浮いています。
こちらは抑えつけてもどうにもなりませんでした。
もう一度ビスを締め直すか、このまま放置するかの二択ですね。
僕は後者でしたが・・・
と、まぁこんな感じでトップのファンも装着完了です。
「装着画像」
フロント部分はこんな感じです。
トップはこんな感じです。
「取り付け後の感想」
ぶっちゃけ言いますと、フロント部分はフィルター+フロントパネルのメッシュでカラーリングはまったくと言っていいほど見えません。
ドレスアップ感覚でフロントファンを取り付けるのならLEDファンを買ったほうがいいです。
まずは冷却!次にドレスアップという人はこのファンをお勧めします。
トップのファンもケースを開けないと見えないですね。
表面とは反対側にリングがついているので絶対見えません。
しかし、ケースを開けるとちょっとおしゃれです。
無機質な基盤が並んでいる中、ひっそりと青いリングが見えます。
派手なドレスアップより、ひっそりしたドレスアップがいいと言う人にはいいかもしれませんね。
「使用した感想」
ただ一つ言えることは「うるさい」
このファンを2つケースに搭載しましたが、とてもうるさいです。
今まで買ってきたファンの中では一番うるさい気がします。
まぁ慣れればそんなに気になりませんが・・・
装着して2日間くらいはうるさいと感じます。
僕は常にMAXの2350rpmでずっと回してます。
ファンコントローラーで回転数を落とせばちょっとは静かになりますが、その分冷却効果が落ちるのであまりお勧めできません。
冷却面ですが、ケース無い温度はバッチリ下がりました。
装着前と装着後で3時間PCをしたときの温度計測ですが、装着前が24度、装着後が22度となりました。
※温度はセンサー位置で変わるのであまり正確ではありません。
風量ですが、ケース標準とかだとちょっと比べ物にはならないかなぁ・・・という感じです。
排気も力強いですが、更にすごいのは吸気!
空気を取り込み力はケース標準のファンより、1.5~1.7倍という感じですね。
その分、埃が溜まりやすいです。
3日に一回は拭き取ることをお勧めします。
長くても一週間ですね。
これで1ヶ月くらい放置すると、フロントカバーが真っ白になりそうです(苦笑
「特徴のまとめ」
とりあえずこのファンの特徴のまとめとして・・・
特徴1
共振防止のラバーパーツ。
振動がまったく無いというわけではないですが、装着していないよりはマシかと思います。
特徴2
ドレスアップ用リング?
ドレスアップ用のリングが3個ほど入っています。
取り外しは簡単です。
特殊な形ですが、空気の流れなどにはあまり関係ないみたいです。
特徴3
ファンのブレードが金属製?
こちらの商品を最初に持った時の感覚が「重い」
樹脂フレームにラバーがついただけでこれだけ重くなるか?と思いましたが、原因は別にありました。
ファンのブレードです。
ちょっと叩いてみると高い金属音が・・・
触ってみた感じも冷たい
これが重い原因ですね。
しかしプラスチックより丈夫そうだし、高級感があっていいかもしれません。
表面は若干ザラザラ感があります。
ここまでがZ9+で使用したレビューです。
次にこのファンの特徴の「ラジエーターなどの直接冷却」です。
今回冷却するのはこちら
サイズの簡易水冷のラジエーターです。
ケースはこちら
NZXTのPHANTOM-R
そしてCPUはこちらになります
intel core-i5 2400
ラジエーターの冷却でCPUにはどのような温度変化を与えるのか・・・
それではまず装着してみます。
このようにラジエーターをファンでサンドイッチ状態にしました。
まず内側から力強い風を送り、外側のファンでラジエーターを冷却した風を吸い込み外に思いっきり排出する感じです。
果たしてそうなっているのかはわかりませんが・・・
まずはアイドル時の温度計測から。
※計測ソフトはcore tempを使用しました。
【ケース標準ファンでの計測】
こちらがケース標準での計測
【SP120 HIGH PERFORMANCE EDITIONでの計測】
このようになりました。
全体的に温度は下がっています。
次に、オンラインゲームをした後の計測です。
【ケース標準ファンでの計測】
殆どのコアで40度オーバーになっています。
今回やったゲームはあまり負担が掛からなかったのかな・・・?
1時間ほどプレイした状態での計測です
【SP120 HIGH PERFORMANCE EDITIONでの計測】
やはり温度は下がっています。
こちらも同ゲームを1時間プレイした後に計測しました。
ちなみに計測はゲームをする前にソフトを立ち上げ、ゲーム終了後に表示されていた温度をスクショで撮りました。
今回の計測が実際に効果があるかは分かりません。
ただし、装着するだけでこれだけ温度が下がるのは驚きではないでしょうか。
【まとめ】
まとめですが、まず一番思うことはファンがうるさい事。
結構音が大きいです。
skype等で通話している時、通話相手から「ちょっとうるさいね、扇風機?」と言われるくらいでした。
その後配線を抜き、ファンを止めたところ「静かになった」と言われました。
それだけ大きい音ということでしょう。
後は、出来ればファンの風の吸い込み口に抵抗があるものは出来るだけ避けた方がいいです。
例えばメッシュ状のもの等。
音が大きくなる原因になってしまいます。
ただ、取り付けてないと埃等が入ってしまうので、その場合は違うファンを装着することをお勧めします。
吸い込み口を覆ってしまうと、ゴオォォォォと物凄い音がします。
冷却用のファンですから、音はどうにもなりませんね。
後は文句なしです。
冷却に適した素晴らしいファンだと思います!
最後に、もしかしたら他の方よりレビュー内容はもしかしたら薄いかもしれません。
今回は静圧などのレビューもしてみたかったのですが、なかなか良い案が浮かばず、このようなごく普通のレビューになってしまいました。
ごく普通に使用し、その感想をレビューに書く。
そのような事しか出来ませんでしたが、このレビューが購入検討されている方の手助けになれたらなと思っています。
インディアンヘッドさん
2012/12/02
インディアンヘッドと申します。
PREMIUM REVIEW おめでとうございます。
さすがに風量と静音は両立しませんね。
ハガルさんのマザーボードでSP120の最高回転数 2350rpm
回りましたか?
それにしてもネジでの取り付けは、皆さん苦労してるようですね。
ハガルさん
2012/12/02
こんにちは、コメントありがとうございます!
風量が増す分、音も自然と大きくなりますからね。
いつか両立できる時代が来てくれることを願っています。
私のマザーボード【MSI P67A-GD65】ですと、2168rpmが最高回転数でした。
平均的に見ても、2158rpmくらいですね。
もちろん、ファンの出力は100%にしておりまた。
2350rpmまで回すにはもしかしたら電源出力が足りないのかもしれません・・・
それかモーターがまだ慣らしきっていないか・・・
しかし10日以上使っているのに今だに2350rpmまで回ったことはありません。
ネジ部分はやはり材料がゴムですから、仕方ないのかもしれませんね。
もうちょっと固めのラバーを使用してもいいと思ったのですが、そうすると共振防止の意味が無くなってしまうのかもしれませんね・・・