一応、売り文句はこんな感じで↓す。
「ジャケ・ドローは1738年にスイスのラ・ショードフォンに最初の工房を開く。機械式からくり時計や、芸術性の高い装飾を施した時計を製作し、ルイ16世、マリー・アントワネット、ナポレオン、スペイン国王、イギリス国王、ロシア皇帝、そして中国皇帝といった王侯貴族達を魅了し、ジャケ・ドローの作品は歴史的遺産とされる。ジャケドローの時計作りに込める熱い情熱は、現代の時計師たちに受け継がれ、手作業による丁寧な時計作りが行われている。」
まぁ、なんというかコレを聞いたら「をを!」と思うかも知れませんが、実際には某時計資本グループが「歴史」を「買って」新しく「創り上げた」ブランドです。
しかし、新興のなんちゃってブランドにしてはデザインセンスや仕上げ等、相当に気合いが入っているとカンジさせてくれます。
なんと言っても、この秀逸な文字盤デザイン。
「8」の字をモティーフにしているらしいのですが、ランゲやグラスヒュッテには出来ないフランティックな薫り漂う絶妙バランス。
このグランセコンドは代表作(にして、私はこれが最高傑作だと思っています)だけありコンマミリ単位で煮詰められているように感じます。
エナメル文字盤なのですが、質感は最高です。
ケースはWGなので扱いは神経質になりますが、細部にまで行き届いた繊細なフォルムは所有欲をかき立てます。
以前は私も他社ムーブ搭載メーカーを小馬鹿にしていた時期もありましたが、最近はそれも完全に無くなりました。
勿論、自社生産を突き詰める姿勢は大いに支援していきたいという気持ちもあり、そんなメーカーの時計は常に新品を買うようにしています。
この時計を選んだのは、単にデザインが気に入ったことと、こんなサイドストーリーをくっつけて売ろうと思い、それを現実のモノしたマーケティングプランに感心したからです。
正直言ってかなり、気に入ってます。
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購入金額
1,502,800円
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購入日
2008年頃
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購入場所
ネット
お富さん
2008/05/05
フレデリックを良く使っているグループですし・・。
Yujiさん
2008/05/05
お富さん
2008/05/05
お富さん
2009/04/29
しゅ~みぃ~さん
2010/04/17
ぽんさん
2010/05/29
ぽんさん
2010/05/29
お富さん
2010/05/29
この時計は、正直言って「最高」だとは思えないのですが、なんとなく気負い無く出来るという意味では素晴らしい1本だと思います。
お富さん
2010/07/10
しかし、そのような状態になってもその後ヒトは、2つの方向性に分かれていくのではないかと・・最近、痛感しております。
私の場合、複数ジャンルで「ああ・・もういいや。アガリでいいや」と思えた瞬間がございます。
たとえば、レコードなどは沼がとっても深く、情報もないためどうしようも無いほどハマるのですが、ある時期、自分の中で楽曲や作曲家、演奏家、レーベル、年代、再生方式などなど、において「うん。もういい」と思うタイミングが来ます。
その後は、妄信的かつ狂気とも表現可能な蒐集の方法が変わり、余裕を持って「死ぬまで楽しんでいこう!名盤に出会わないなんて、なんて幸せ!」というモードに切り替わります。
少なくとも私の場合はそうでした。
つまり「アガって」も、まだ楽しみ、かつ、むしろ今までよりも時間的、精神的ゆとりをもって取り組むことに喜びを見いだすようになりました。
ライカも同様ですが、しかし、時計に関しては結構違うものなのだと痛感しております。
実は先日、とある時計を手に入れて現行、オールド(パテ、バセ)ともに時計はもうイイ。アガリだ。
と、思った瞬間があったのですが・・。
その後・・。なんと恐ろしいことに、いままで全く興味もなかったような時計に目がいくようになってきました・・。そして、このジャケドロくんも久方ぶりに貸金庫から取り出してみると・・
「う〜!!ん!なんか、知らないけど、これもイイかも〜!!いや、むしろ、これからはジャケドロの時代じゃないかっ!?(嘘・笑)」
とすら思える心境になってしまってます。
つまり、今までは頂点ばかりを追い求めてきたのですが、そのモティベーションは今や存在しておらず、広く浅く、とにかく今まで目を向けてこなかった(いや、むしろカッコ悪い!くらい思っていた)時計を物色するようになり始めました。
おもしろい。いま、個人的に時計がとーっても面白いです!!
と、いう話を思ったときに書いておこうと、コメント更新をいたしました。。。
げるねおさん
2010/07/10
それも血のにじむようなご努力とご散財(笑)の賜物なのでしょうね。次元が違いすぎて想像もつきませんが、私ももっと精進せねば、と思わされました。
お富さん
2010/07/10
おこがましいお話しですが、確かに「木々と枝葉を慈しむ」という心境というのは正鵠を得ているような気がします。
勿論、全く持って到達していないジャンルも多々ある中、一つ二つでもそのような心持ちで取り組める趣味があるのはすばらしい事かも知れません。
いよいよもって趣味に生きることが大変に素晴らしいと感じ入った次第です。
でも・・散財の過去・・・・。もう・・思い出したくないです・・(苦笑)
勉強代と・・いうことで。
シンジロウさん
2010/07/16
お富さん
2010/07/17
そして、だんだん超高額時計から、安くても面白い時計へと趣味が移行しつつあります・・。
CLWさん
2011/09/12
CooooL!!
貧乏人には良く分かりません。(笑)
お富さん
2011/09/13