レビューメディア「ジグソー」

あまりに独創的な装着方法がネック

かつて秋葉原の一部店舗で、3千円以下の投げ売りが見られたインナーイヤーフォンです。SENNHEISER 90シリーズのインナーイヤーフォンは、元々1万円以上の値段が付けられていた製品群ですが、いずれも奇抜な装着方法が敬遠されたためか、あまり売れないまま終わってしまったようです。

以前頭蓋を使って装着位置を調整するというシリーズ最大のキワモノとなっていた、LX90 Styleについては掲載しました。



こちらはそれと比べればまだオーソドックスといえる耳掛け式となっています。耳掛け式自体は他でも見かける装着方法ですが、そこに通常のインナーイヤーフォンのドライバーをそのままくっつけてしまった辺りがやはり変わっています。

この製品の難点は一見装着性が良さそうな耳掛け式でありながら、実は非常に装着がしにくいということでしょうか。使っている内にコツは掴めてくるのですが、可動式となっているアーム部分はまず全部引っ張り出しておき、耳掛け式であることを忘れてユニットを耳に押し込み、その位置が保てるようにアームの位置を決めるという手順が良いようです。

この製品のレビューを読むと、多くの記事では高域寄りのバランスと書かれているのですが、それは恐らく装着が上手くいっていない人の意見でしょう。私がきちんと位置を決めて装着すると低域も高域もあまり主張しない、かまぼこ形のバランスとなります。能率が他社製品と比べてかなり低いので、アンプの駆動力が無い機器で使った場合にも高域寄りになる可能性はありますが。

比較的最近購入した、同じSENNHEISER製のインナーイヤーフォン、MX760と比べると、MX760の方が低域も高域もくっきりと明瞭に再生されます。



実売価格を考えれば悪い製品ではありませんが、音質は本来の価格帯から考えれば不満が残るかもしれません。少なくとも私自身はより古いaudio-technica ATH-CM7Tiを愛用し続けていましたが、これはATH-CM7Tiの方が私にとっては良好な音質であったからに他ならないのです。

  • 購入金額

    2,980円

  • 購入日

    2009年頃

  • 購入場所

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