Logicool VX Revorution VX-R は2006年9月にLogicoolから発売された無線マウスであり、読み取り方式にレーザートラッキング方式を採用した小型ワイヤレスマウスだ。
唐突な話で恐縮だが、筆者は入力デバイスが好きだ。
キーボード、マウス、ペンタブレット、左手補助入力デバイス…等々、ユーザーの意志をPCに伝える為の道具として必須の物であり。 直接人間の手に触れるデバイスであるが故に、様々な試行錯誤が行われ、多様な製品から自分自身にあった製品を探す楽しみがあるからだ。
個人用コンピュータとしてのPCは、その黎明期こそ入力装置としてマウスは一般的でなかった。 キーボードでコンピュータに命令をコマンドとして伝えていたからだ。
それから時代は変わり、機械式マウス(ボールの転がりを検知する旧来型)を経て光学式マウスが登場する。
マウスの移動を検知する部分に物理的接触が無い光学式マウスは汚れやほこりに強く、メンテナンスをしなくとも読み取り精度に変化が現れにくい事で一気に機械式マウスの地位を塗り替えていった。
本マウスはそんな光学式マウスの一つであり、移動検知に不可視レーザーを利用するマウスだ。
機械式マウスに比べて、優位性の高い光学式マウスであるが、この時代の光学式マウスは光を透過する面では使いにくい、あるいは使えないマウスが多かった。
透過率の高い面や反射率の高い面での利用シーンを拡大するべく投入されたレーザーによるトラッキングは、日々の酷使による研磨でぴかぴかに磨き上げられたペンタブレットの描画面でもカッター台として使用しているガラス板の上でも使用が可能になり、卓上に余分なスペースの無い筆者の作業環境に非常に合致した物であった。
本機は上述した様な特徴以外にも、カスタマイズ可能なボタンを含め7つのボタンを装備し、同社のハイエンド製品ではおなじみのMicroGEAR プレシジョンスクロールホイールを装備する。
また、同社のハイエンド製品に属しながらもモバイル用途を強く意識したデザインは、モバイル向けマウスとしてはやや大柄ながらも、2.4GHz帯を使用する無線レシーバをマウス本体に格納する事が出来、レシーバをリリースすると同時にマウスの電源が投入されるなど細かな部分にも気を配った物となっている。
筆者はLogicool製品を特別に好んでいる訳では無いが、機能や利用シーン、実際に触ってみての使い心地を考慮していくとLogicool製品にたどり着く事が多い。
あくまでも個人的主観に基づくものであるので、入力機器に関しては是非とも一度量販店などで実際に触れてみる事は言うまでも無いが、製品の質感やクリックの感触などは多くの人に好んでもらえる物に仕上がっていた様に思う。
既に生産が終了したモデルではあるが、後継の製品もラインナップされている様なので気になった方は一度触れてみてはいかがだろうか。
ホイールのモード切替がワンタッチなら完璧だった
小型の筐体に詰め込まれた各種機能は必要十分であったが、同社の推すMicroGEAR プレシジョンスクロールホイールのモード切替を行う為にはマウス底面に用意されたレバーを操作する必要がある。
これが手元で出来る設計であれば機能的には言う事が無かった。
好みは分かれると思うが、男性には好まれるのでは
黒を基調とした筐体にシルバーがアクセントとなっている。
メカニカルな外観でもあるので、女性より男性に好まれるデザインとなっているのではないだろうか。
電池がもう少し長持ちしてくれれば尚良かった
これはトレードオフになってしまうのだが、単三電池一本での駆動となっており、カタログスペックでは4ヶ月の動作となっていた。
だが、実際には3ヶ月弱の動作時間となっていた為、今一歩電池が長持ちして欲しかった所だ。
筆者にとっては大変快適
実際に手に触れるものなので、ここは筆者の主観が強く出てしまうが、サイズ感、クリックの感触、ホールドした時の感触などいずれも快適な物だった。
樹脂パーツに手の脂がつきやすいのがやや気になったが、基本的な使用感は高レベルにまとまっていた。
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購入金額
6,980円
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購入日
2008年01月29日
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購入場所
ビックカメラ藤沢店
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